キャリアアップに必要なのは売り上げ実績
アパレル販売員は、売り上げをきちんとあげていればキャリアアップしやすい職種です。年齢や他のスタッフとのバランスもありますが、転職して半年で店長に就任したり、数年の経験でサブリーダーに任命されるということもあります。
ただし、キャリアアップするためには、店舗で常に売り上げがトップであるとか、前の月の売り上げを毎月上回っているなど、売り上げ実績があることが必須です。また、個人売り上げだけでなく、店舗全体にどのような貢献ができているかということも評価の材料になります。店長や副店長は、多くのスタッフをまとめて店舗を運営していかなくてはなりませんから、広い視野を持っていることが認められないといけません。
コンスタントに売り上げ実績をあげ、スタッフからの信頼を得ることができ、本人が希望していればキャリアアップの道は自然と開けていくはずです。
- 売り上げ実績やスタッフからの信頼があればキャリアアップにつながる。
アパレル販売のキャリアアップの道筋
役職がなく転職した場合、どのようにキャリアアップのステップを踏んでいくかということはぜひ知っておき、目標を立てたいものです。
まずは、新人スタッフとして接客販売や在庫管理、売上管理などをしながら顧客をつくっていきます。2~3年の経験を積んだ後は、副店長やセカンドチーフに昇格し、店長代理として店長がいないときに店を動かしたり、スタッフの教育を行ったりします。その後、3~4年経つと店舗をまとめて引っ張っていく店長として働くことになるでしょう。店長としての仕事ぶりが認められれば、エリアマネージャーやトレーナーという、ブランド全体を統括していく役職にステップアップすることもできます。
キャリアアップにかかる年数は、一つの店舗に在籍しているスタッフの人数やアパレルメーカーの方針によって違いがあります。しかし、アパレル販売はスタッフの入れ替わりが早いこともあり、数年あれば副店長や店長などの役職につけるはずです。
- アパレル販売員は数年経験を積めば副店長や店長といった役職につける可能性が高い。
将来的にはプレスやバイヤーになれる可能性も
本人が希望していて、ポジションに空きがあればプレスやバイヤーになれる可能性もあります。店長をしながらインポートアイテムのみバイイングをしていたり、差し込み商品のデザインに携わっている人もいます。また、店長やエリアマネージャーを数年務めた後に、マーチャンダイザーや営業になる人もいます。
プレスやバイヤーは採用人数が元々少ないため、ポジションを掴み取るには他の人に負けない経験や実績、やる気が必要となります。ただし、将来的に販売職以外の職種も経験したいと思っているのであれば、ブランド長や人事に日頃からその旨をアピールし、希望する職種についての研究をしておくといいです。
- 販売員として経験を積んでいけば、プレスやバイヤーなど違う職種に挑戦できるチャンスも出てくる。
本記事は2016/01/06の情報で、内容はアパレル販売員としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。