ブライダルプレイヤーという資格はない
ブライダルプレイヤーには公的な資格がありませんので、誰でもブライダルプレイヤーとして活動する事はできます。しかし、実績や実力を証明できなければ機会を得る事は難しいです。企業側も一定の演奏技術を持った人を集めるために、求人時には「音楽大学かそれに準ずる教育を受けた方」、または楽器メーカー実施のグレード試験を用いて「○○相当の実力をもつ方」とする場合が多いです。
楽器メーカー主催の試験は、試験内容と評価基準が明確にされています。それに合格していればどのくらいの実力を持っているかという見当がつけやすいので、履歴書上でのアピールポイントとして使えます。もちろん、上記の条件に当てはまらなくても、通用するだけの実力があれば採用される事はあります。
- 公的な資格はないものの、実績や実力を証明できなければ機会を得る事が難しい。
未経験者には強い味方、ブライダルプレイヤー講習
現場は未経験者より経験者を探していますが、未経験でも参入は可能です。ただし、公的な資格がない中で、自身のスキルをアピールしなければなりません。民間の音楽スクールでは、講習後に「ブライダルプレイヤーの基礎講習を終了している」という証明を発行してくれる所もあります。
証明がなくとも実績あるスクールで講習を受けたと言えば、演奏のポイントやブライダルプレイヤーに求められている事を理解している為、即戦力として使える可能性があると見てもらえます。音楽大学を出ていても、ブライダルプレイヤーの講習までしてくれる事はありません。もし、受講した経験があるならば必ずアピールしておきたいです。
- ブライダルプレイヤー講習を受講した経験がある場合には、アピールしよう。
ブライダルプレイヤーに転職するならば
わかりやすい資格がないという事は、実力で判断される世界です。
結婚式で必要とされる演奏というのは、現場からリクエストに応えてられるプレイヤーでなくてはなりません。ソロで演奏する事もあれば、他の楽器とアンサンブルする事もあります。どのパートも楽譜に記されている楽譜を渡される事はあまりありません。演奏者が構成に合わせてアレンジする事も多いので、コード譜での演奏や伴奏、編曲の基本的な知識があると仕事を任せやすいブライダルプレイヤーとなります。
- 現場でのリクエストに答えられる様、コード譜での演奏や伴奏、編曲の基本的な知識は身につけておきたい。
本記事は2015/07/17の情報で、内容はブライダルプレイヤーとしての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。