結婚式の本数で決まる収入
ブライダルプレイヤーの年収は人によって大きく違います。
相場は披露宴で一本あたり2~5万円、挙式で一本あたり3~5千円です。しかし披露宴の仕事は年々少なくなっており、挙式が主な収入源となっています。リハーサルを含んだ実動時間は披露宴で一本3~4時間、挙式で一本90分程度です。大安の日には何本も挙式がある会場での仕事なら、一日1~2万円の収入も可能です。
- 年収は、内容や本数によって大きく異なる。
結婚式の件数は変動が大きい
ブライダル業界は繁忙期が春と秋に集中しますので、コンスタントに仕事が入るわけではありません。その年の出来事や景気によっても、年間の挙式件数は大きく変動します。
ブライダルプレイヤーはホテルや挙式会場が多い都市部を中心に働ける人ならば、まとまった収入を得やすい仕事ですが、活動地域によっては挙式件数自体が少ないため収入も少なくなります。いずれにせよブライダルプレイヤー一本で生計を立てるのは難しく、音楽教室の講師や副業を持つ人が兼業するケースが多いです。
- ブライダルプレイヤーだけで生計を立てる事が難しい為、兼業する人が多い。
必要経費と源泉徴収の意識
ブライダルプレイヤーは演奏料として報酬を受け取ります。会場までの交通費は通常出ません。会場まで非常に遠い、大きな楽器を持ち込むなどの場合には派遣元の判断で補助がつく場合もありますが、仕事上必要となる交通費や装飾品は自前で準備する必要があります。その為、年収額をその数字通り考える事はできません。
また、演奏料には所得税法で決められた源泉徴収税+特別復興所得税がかかり、報酬受取時に10.21%天引きされているケースが多いです。一時的に手取り金額は予定より少なくなりますが、確定申告をすれば年間の収入に応じて納めすぎた税金が戻りますので心配はいりません。しかし、一定金額以上の報酬がありながら確定申告をしないと損になる事もあります。ブライダルプレイヤーの就業形態は個人事業とみなされますので、収入や所得について知識を持つ事も必要です。
- ブライダルプレイヤーは個人事業主となる為、収入や所得について知識を持つ事が必要。
本記事は2015/07/17の情報で、内容はブライダルプレイヤーとしての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。