40代の臨床工学技士の転職例

職業:臨床工学技士

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救急医療最前線の臨床工学技士から医療機器メーカーへ(43歳 埼玉県在住)

 

男性(40代)

 私は20年間救急病院で人工心肺業務や心臓カテーテル業務を中心に業務を行ってきました。そのため、循環器業務への興味が強く実績もあるためにこの経験を生かし、さらに自分の知識や技術の向上のために転職を行いたいと考えてきました。しかし、転職を考えるものの給料や人間関係等様々な面での不安がぬぐい切れずに転職に踏み出すことができませんでした。そんな中、臨床工学技士生活20年の年に循環器の物品を扱う医療機器メーカーからの求人をみつけました。医療機器メーカーであれば、常に最新の治療を目の当たりにすることができ、様々な施設の人々と営業を通じてコミュニケーションを図ることにより、今までの病院で培ってきた私の知識や技術を再認識すると共に、様々な施設の治療への取り組み考え方を学べるのではないかと考え転職を決意しました。40歳過ぎての転職は難しいと聞いていたのですが、就職を希望していた医療機器メーカーからは私の今までの循環器業務への知識や経験、学会などでの院外活動を高く評価していただき無事就職することができました。

 

 現在では、様々な病院の医師や看護師、臨床工学技士とコミュニケーションをとりながら、より良い治療を提供できるように技術提供に取り組んでいます。また、病院勤務の時とは違った立場から治療に参加することに、今の仕事への面白さを感じています。

 

手術室の安全を守る臨床工学技士から病院の安全を守る臨床工学技士へ(47歳 大阪府在住)

 

男性(40代)

 私は25年間人工心肺を主とした手術室業務を中心に様々な業務を行ってきました。そのため、緊急の心臓手術がある時には休みや夜中など時間や自分自身の予定など関係なく病院へ行かなければなりませんでした。そのため、年齢と共に呼び出しに対する不安が日に日に強くなり、体力的にも辛いと考えることが増えてきました。約20年臨床工学技士として今の仕事を行っている自分が想像できないということもあり、転職を行うことを決意しました。しかし、40代での再就職というのは想像以上に難しくなかなかみつけることができませんでした。そんな中新たに臨床工学技士を導入するという病院の求人をみつけ就職試験を受けることにしました。前病院では医療機器にかかるコスト削減について力を入れて取り組んできたことの説明を行い、臨床工学技士の必要性を呼びかけました。就職先の考えと私の考えとが一致したため無事就職を行うことができました。

 

 現在では手術室だけでなく病院全体の医療機器の管理を行えるように医療機器管理の構築に力を入れつつ、医療機器使用にかかるコストの削減にも取り組んでいます。

 

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本記事は2015/06/11の情報で、内容は臨床工学技士としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。

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