物流会社は車両に関する業務が増えてくる
他の業種に比べて、車両の保有台数が企業規模でもありますから、当然の流れとして、物流会社は車両に関する総務の仕事量が増えてきます。
日々の車両の整備記録、定期点検・車検の日付、保険の切り替え時期など乗務員自身に把握させるだけでなく、総務でも漏れなく把握して、滞りなく業務を遂行できるようにしておかなければなりません。安全を強く求められる業界ですので、車両や保険に詳しい人材を求める傾向が強くなります。
- 安全確保のためにも物流会社では車両や保険の知識は欠かせない。
車両の手配も神経を使う重要な仕事になる
物流会社の総務の仕事には、車両と乗務員をスケジュールして動いてもらう「配車」という作業も含まれてきます。配車係として専任の係を設ける企業もあります。
得意先によっては荷物の量が季節や曜日によって大きく変動するところが有りますので、乗務員のスケジュールや、車両の大きさ、車両運行のスケジュールを重ね合わせて組んでいきます。
配車がうまくできないと得意先を待たせてしまったり、荷物を積みきれずに何度も往復するなどのロスが発生してしまいます。こういう「配車」という特殊な業務が加わりますので、物流会社の求人では特に「配車」の経験者を求めることが多いです。
- 業界特有の配車業務では経験者が優遇される。
車両事故では対応能力が問われる。
車両の保有台数が増えればそれに伴って車両の事故も増えてきます。車両の故障による得意先への遅延も事故と数えられますし、預かった荷物の紛失も時々発生する事故ですし、車両の物損や人身の交通事故も事故です。
これらの事故が発生した時の対応次第で、比較的簡単に先方との交渉や示談がまとまったり、逆にこじれてしまうことが有りますので、事故対応能力は物流会社の総務にとって欠かせないスキルになります。得意先や事故相手に対する賠償問題などの対処に明るい人材を求めることが多くなります。
- 物流会社の事故処理には法務的知識を持った人が必要とされる。
本記事は2015/12/09の情報で、内容は総務としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。