旅行添乗員の服装とビジネスマナー

職業:旅行添乗員

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ビジネスマナーが大切な理由

 添乗員の仕事は募集型のツアーと手配型のツアーとの2つに分けられます。

 

 募集型のツアーですと、お客様は楽しい旅行を期待して参加されるため、添乗員はその雰囲気を演出することが求められます。ビジネスマナーと言っても、ツアーの楽しい雰囲気を演出するものであれば、こと細かに何が正しくて何が間違っていると言い切れるものではありません。添乗員によっては、お客様と友だちのように接する人もいます。特に敬語を使うわけでもありませんが、それでもお客様が楽しそうにしているのを見ると、何も問題ないことが分かります。

 

 手配型のツアーですと、一般的なビジネスマナーを求められることが多くなる理由があります。手配型のツアーは、旅行会社の営業マンが競合会社から勝ち取った仕事ですので、当然営業マンもツアーに同行します。営業マンにとって特に幹事と呼ばれる人は、次回も仕事をもらえるかどうかのキーパーソンになります。ツアーが営業活動の一環になるため、営業マンはツアー中につきっきりで幹事を接待します。

 

 添乗員はあたかも旅行会社の社員の1人として同行することになりますので、旅行会社の営業活動を妨げるようなことをしてはいけません。添乗員の失敗は旅行会社の失敗となり、下手をすると次回の仕事ももらえなくなる事態が考えられます。そのような背景から旅行会社の営業マンは、ビジネスマナーがしっかりした添乗員を求めます。

 

  • 旅行会社の営業から認められた添乗員は、次から指名してもらえるようになる。

 

服装もビジネスマナーに似ている

 服装もビジネスマナーに似ているところがあります。添乗員になったばかりのころは、全員がビジネススーツを着て添乗業務をします。その後は、募集型のツアーなのか、手配型のツアーなのかで服装も変わります。

 

 手配型のツアーでは常にビジネススーツを着ることが求められますが、募集型のツアーの海外添乗になると服装は少しラフなものでも問題ありません。これは決して添乗員の都合ではありません。お客様の目線でみると、添乗員が堅苦しい服装をしていると、折角の楽しい旅行の雰囲気が壊れてしまうためです。お客様から「もう少し気軽な服装にして欲しい」と言われることもあります。

 

 観光地を散策するツアーですと、添乗員も歩きやすい服装と靴を選びます。山道を歩くときにビジネススーツやビジネスシューズでは危険ですので、その時は旅行会社からもそのように指示があります。

 

  • 添乗員はツアーの内容によって服装を選ぶ。

 

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本記事は2015/12/03の情報で、内容は旅行添乗員としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。

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