旅行会社より派遣会社の方が有利な、海外に携われる旅行添乗員求人
海外添乗業務に憧れてこの業界に飛び込む人は多いです。しかし未経験の添乗員の場合は、国内ツアーからはじまり、2、3年の経験を積まなければ海外添乗を任せてもらえません。特にその傾向は旅行会社の専属添乗員にみられます。
一方で、派遣会社の中には直ぐに海外添乗を任せる会社もあります。派遣会社は、色々な旅行会社から仕事を請け負っているので、仕事の幅が広い傾向にあります。その多種多様な仕事に対応できる添乗員を確保することは難しく、未経験の添乗員を無理に派遣してしまうこともあります。色々な経験が積めるという点では魅力的ですが、経験不足からトラブルをおこす添乗員もいます。
どちらがいいのか判断は難しいですが、直ぐに海外添乗をしたいのであれば、派遣会社の方がチャンスはあります。
- 慎重派の人は旅行会社の専属添乗員からで、積極派の人は派遣会社からキャリアをスタートさせるのがいい。
海外添乗に携われる求人の探し方
大手旅行会社の専属添乗員であれば、2、3年の経験を積めば遅かれ早かれ、海外添乗に行く機会に恵まれます。親会社の旅行会社がどの程度の海外ツアーを行っているかを知れば、海外添乗に行ける確率が大まかに把握できます。
当然、国内旅行しか行わない旅行会社の専属添乗員になってしまえば、海外添乗の機会は訪れません。旅行会社がどの程度の割合で海外旅行を扱っているのかは、1つの確認ポイントです。
旅行会社の中には、手配型のツアーを多く扱っている会社もあります。手配型のツアーは、チラシなどがありませんので、表向きは分かりづらいです。手配型のツアーで海外へ行く機会もありますので、そのようなツアーを扱っている会社なのかも確認ポイントとなります。
派遣会社には、旅行会社と同様に、国内添乗が多い会社と海外添乗が多い会社とがあり、添乗員を海外添乗に出す基準もそれぞれ違います。事前に海外添乗の研修を受けることを基準にしている会社もありますし、海外滞在経験者には添乗経験が少なくても海外添乗の仕事を与える会社もあります。また、海外でツアーガイドなどの経験がある人は、高く評価してもらえます。派遣会社のWebサイトには、海外添乗員の求人が掲載されていますので、どのような基準で仕事がもらえるようになるのかも確認しておきたいポイントです。
- 海外研修に参加することなど、海外添乗を任される条件は会社によって違う。
資格よりも海外滞在経験
語学の資格はアピールポイントになりますが、旅行会社が本当に求めていることは海外滞在経験や留学経験と理由は明確です。
海外添乗に行けば、言葉を話せなければなりません。どんなに下手な発音でも、コミュニケーションが取れれば、添乗員の仕事は十分にこなせます。また、現地の情報に詳しい事も添乗員としての価値を高めてくれます。どこに美味しいレストランがあるのかなど、お客様が知りたいことを教えてあげられることも、添乗員に求められているからです。
- 数週間でも現地に滞在していたことのある添乗員は、そうでない添乗員よりも期待される。
本記事は2015/12/04の情報で、内容は旅行添乗員としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。