調剤薬局事務の仕事内容
- 主な仕事内容
調剤薬局事務の主な業務は主に処方箋の受取、処方箋の入力、紙カルテの整理、印字物の整理、レセプト業務に分けられます。処方箋の入力は、現在大抵の薬局はパソコンで打ち込むのが大部分です。
また、パソコンで入力してものを印刷し、薬袋、領収書と明細書、お薬の情報書類、お薬手帳などなかなかたくさんの書類を出さなければならないので、これを薬剤師に渡すために綺麗に並べます。紙カルテがある場合、患者の情報がそこに記載されているので、こちらも出しておく必要があります。こちらは今紙カルテが電子カルテに変わりつつあるので、薬局によって様々です。
一日の調剤薬局事務の仕事の流れは、どの薬局もこのように行われています。
- 一番大事なレセプト業務
レセプトというのは患者一人一人が受けた医療報酬の情報です。これは医療機関では重要なもので、レセプトを月に一回患者が加入している保険組合(国民健康保険、社会保険のどちらか)に提出し、薬局から国に患者がかかった医療費を請求する業務となります。これをきちんと行わないと、薬局に国からお金が払われません。
またこれを国に提出することにより、患者がどのくらい医療費がかかっているのか、複数の薬を飲みすぎてはいないが、患者が加入している保険は正しいのかなどチェックしています。
- 調剤薬局事務以外の仕事
薬局や会社によりますが、領収書の整理や月の出納帳、売上の入金や出金の管理などお金の管理を任される所もあるようで、主に中小に多いです。もちろんすぐには任されませんが、経理やなど経験がある方はもしかしたら重宝されるかもしれません。
また薬局の備品の管理をする場合もあります。薬局で使うものは意外と多く、薬袋など特殊なものや消毒液、マスク、また薬局内で物品売るような所ではサプリ用品、市販の薬などの発注など行うことがあります。
本記事は2015/06/08の情報で、内容は調剤薬局事務としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。