ジムトレーナーの転職と面接

職業:ジムトレーナー

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集団面接(一次面接)

 ジムトレーナーの場合、雇用形態に関わらず、一次面接は集団面接が行われることも少なくありません。ここでは面接官の印象に残る回答をすることが必要です。

 

  • 面接の前に雇用形態を確認

 転職を希望するからには正社員になれることがベストではありますが、異業種からの転職の場合には契約社員を経験した上で正社員雇用をするという会社も少なくありません。求人媒体には詳細が載っていないこともありますので、応募の前に企業に確認しておくことも面接対策として必要になります。

 

  • ありきたりの回答では面接官の印象に残らない

 集団面接の場合は、「なぜこの業界に応募し、この企業を選んだのか」という質問をされる事が多いです。ジムトレーナーを希望する人は、スポーツが好き、接客が好きといった回答をする人が非常に多いのですが、面接官は何十人と面接をしていますから、代わり映えの無い、同じような回答では面接官の印象には残りません。また、履歴書の志望動機や自己PRの欄にもそのような事を書いていると、重複したことを伝えしてしまい、せっかくもらった面接のチャンスが無駄になってしまうこともあります。

 

  • その企業を選んだ理由を伝える

 まずは、何故この企業を選んだかという点についてです。

 

  • 企業理念の中に「正しいフィットネスとトレーニングの普及」という言葉があり、私の考えている事と一致した企業だったため応募をしました。
  • 他社と比較した際に、HPを拝見して、ジムトレーナーとしての研修制度がしっかりと整っているということが感じられたため、自己のスキルアップも含め、お客様に質の高いサービスを提供していきたいと思い応募しました。
  • スポーツ競技をすることを推進してくれて、かつ働くことを認めてくれる会社だと感じました。やはりジムトレーナーとしてお客様のお手本となるように、競技でも結果を残しつつお客様への指導をすることが出来る企業だと思い応募しました。

 などのように、ただスポーツや接客が好きということだけではなく、ジムトレーナーやトレーニングに関係するプラスアルファの志望動機を面接で伝えられると、面接官の印象に残り次のステップへ進める可能性が高くなります。

 

  • 一次面接は集団面接の事が多い。その企業に応募した具体的な理由を述べると面接官の印象に残りやすい。

 

二次面接

 二次面接では、トレーニングの知識に関する筆記試験や実技試験を行っているところがあります。

 

  • 筆記試験

 企業にもよりますが、筆記試験は一般教養やトレーニングの知識に特化した筆記試験が実施されることが多いです。トレーニング未経験者でも応募可能と書いていて、研修制度がしっかりしているところでも、ジムトレーナーとして勤務をするからには基本的な知識がなければお客様に情報提供をすることが出来ない、と考える企業が多いのです。

 

 アルバイトの場合はそのような知識がゼロでも正社員・契約社員がサポートしてくれるので、知識の有無はさほど問題にはなりません。アルバイトの場合は、入社後に知識を習得してもらえば良いと企業側が考えていたり、社員や契約社員の補佐的な位置づけでの採用が多く、人物像やシフトへの貢献度などで採用・不採用の判定をしています。

 

 しかし、正社員・契約社員の場合は、企業への貢献度やいかにお客様への満足度を与えられる人物かという事を重視しています。そのため、トレーニングの基本的な知識と一般教養の知識、特にサービス業なので敬語の使い方などの問題が出されることが多いです。そのほか、フィットネス業界自体についての知識、外国人のお客様の利用が多い施設の場合は語学力を問う筆記試験が行われることもあります。

 

  • 実技試験

 実技試験としては2パターンあります。自分が実際にトレーニングをしていることを証明するために行われる試験と、実際にトレーニングをしていて利用の仕方が分かっている場合、お客様に向けた説明をするという内容の試験です。

 

 どちらのパターンでも、自分自身がマシンやフリーウエイト、有酸素系のマシンを利用していることが必須で、使い方が分からないというのは問題外になってしまいます。最低でも基本的なマシンの使い方は覚えて説明できるようにしておくのが、面接対策としては良いでしょう。

 

  • 一般教養やトレーニング知識を問う筆記試験、トレーニング経験の証明もしくはお客様への説明能力を見る実技試験を実施することも。

 

最終(役員)面接

 最終面接は、取締役や社長面接となるところもあります。ここまで来ると、やはり企業側が知りたいのは「この企業の何に惹かれて応募をして、今の自分が会社にどのように貢献できるか」ということです。株式会社として、利益を上げて収益を得るという事が基本になりますので、知識や人物像の評価を1次面接・2次面接で行ったのに対し、今度は「今の自分が出来る事」という観点からの質問が多く出てきます。

 

 そして、最終的に聞かれることが多いのは「将来のビジョンを考えているかどうか。」という事です。例えば、今の自分に出来る事として、下記のような回答をしたとします。

 

  • 今の私が会社に貢献できる事と言えば、退会防止です。その理由として、今まで高齢者施設で働いてきたため人と接する事に抵抗がないからです。また、人の話を聴く力が身についている事や、洞察力を磨いてきたため、直ぐにお客様の異変や変化に気付くことが出来ます。困っている・悩んでいるお客様に対してお声かけをする事で退会を防止することが出来ます。

 そして、この後に企業に伝える内容としては

 

  • ただ、介護業界にいたため、トレーニングに対する知識はトレーニングを専門としてきた方より劣っていると思います。今後、1年以内の資格取得のためにトレーニングの勉強を行い、サービスレベルだけでなく、ジムトレーナーとしてお客様に結果を出す方法を学んでいきたいと考えています。

 などのように、今の自分に出来る事と、不足していてそれを補うために今後どうしていきたいかという事をを伝えます。このように自己分析をした上で面接に臨むことが重要です。

 

  • 最終面接では将来のビジョンを聞かれることが多い。現状の分析と今後の目標を説明できるように。

 

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本記事は2015/06/04の情報で、内容はジムトレーナーとしての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。

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