経験があればブランクがあっても転職可能
一度インテリアコーディネーターの業務を経験すれば、一定期間のブランクがあっても問題はなく、再就職も可能な職種です。
インテリアコーディネーターとして働き続けるためには、ただ資格だけを持っているだけでは何の意味もありません。実務で経験を積み、幅広い案件に対応できるのがプロのインテリアコーディネーターです。この定義は採用先がハウスメーカーでもリフォーム会社でも設計事務所でも同じです。転職の際は必ずインテリアコーディネーターとしての経験年数を問われます。その年数が長ければ長いほど、ブランクがあっても転職後すぐにインテリアコーディネーターとして復帰できます。
実際に、出産や他の職種への転職を経てインテリアコーディネーターとして再就職する人のほとんどが、インテリアコーディネーター歴3年以上です。3年という期間があれば、ハウスメーカーやリフォーム会社ではスタンダードな案件からこだわった案件までだいたい40件以上を経験できます。40件よりも大幅に少なければ、インテリアコーディネーターとして仕事のスピードが遅め、またはその時の会社の受注案件が少なめという目安にもなります。逆に40件よりも大幅に多ければ、月単位または年単位でこなせる仕事量が大きいということになります。
- ブランクがあっても相応のキャリア・経験があれば再就職は可能。
他の職種を経験したのち再就職する場合
一度インテリアコーディネーターとして働き、全く異なる別の職種を経験してからの再就職も多くみられます。例えば同じ建築業界であれば営業職や設計職のほか、総務や積算からの再就職もあります。もしくは、全く別の業界へ転職したのち、また建築業界へ戻ってくるというケースもあります。
これらの理由としては、インテリアコーディネーターの仕事を長く続けているとその作業や仕事の流れに慣れてしまうからです。特にハウスメーカーにおいては、そのメーカーによって採用されるインテリアのテイストもだいたい決まってくることが多いです。洋風スタイルが得意なメーカー、モダンスタイルの多いメーカー、というように、各メーカーでインテリアイメージが定着しているため、顧客もそのインテリアを知ったうえで契約を交わします。この場合インテリアコーディネーターは、毎回同じようなスタイルの提案となってしまい、採用する壁紙やカーテンも同じカテゴリになってしまいます。この状態が長く続いたときに他のメーカーへの転職や他の職種への転職をするインテリアコーディネーターが多いです。
- インテリアコーディネーターは仕事のマンネリ化などで他職種・他業界へ転職するケースも多いが、相応のキャリアがあればインテリアコーディネーターへ復職する場合のハードルはそんなに高くない。
本記事は2015/05/20の情報で、内容はインテリアコーディネーターとしての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。