再就職を望むとき、もちろん先ずは求人があるのかどうか、というところでしょうが、自分がどのくらいの期間、職務を離れていたかによって、また、休職前と自分の環境がどのように変化したかでどの分野への再就職を目指すか変わってくるでしょう。
一番多いのは「出産や育児のブランク」
管理栄養士はまだまだ女性が多い資格、分野ですので、出産や育児による退職は最も多いです。1、2年程度の育児休暇を取得し、元の職場に戻る場合は、前もってどの程度職場環境が変わっているかどうかなど知り得ることが出来るでしょう。しかし一度退職をし、数年後に仕事にまた就きたいと思ったとき、退職した時とは何かしら違う新しい環境で栄養指導などが行われている場合があります。
一時退職を決め、それでもいつかは再就職を、と考えている場合は、職場にいなくても新しい情報を得られるよう、日本栄養士会等が発行している情報誌などに必ず目を通し、可能であれば時には講演会などに出席するなど、アンテナを張っているようにしましょう。講演会なども、各種団体に所属していれば、その時々の新しい情報や流れ、考え方の変化などの様々なテーマでの受講が可能になります。
また、育児経験をしたからこそ、新しい職種への可能性も出てきます。保健所などで行われる母親学級などでは、やはり育児経験のある管理栄養士の話というのは、悩みごとのある母親にとってとても身近に感じることができるものです。
- 女性が多い職種なので出産などのブランクは多い。ブランク中も最新情報に触れるように努めたりしておこう。
年齢によっても変わる再就職
給食委託会社等の現場調理がメインとなる職種はどうしても立ち仕事が多くなりますので、体も使う仕事になります。再就職先を考えるとき、その職場がどのような勤務業況になっているのかを確認することも大切な事です。
また、公務員試験は年齢制限を設けている自治体もありますので、もしも公務員管理栄養士を目指したいという気持ちが少しでもあるならば、必ず希望する自治体の試験状況を調べておく必要があります。学校栄養教諭を目指す場合はそこからさらに実務経験が必要になる場合もありますので、注意してください。
- 再就職の際は年齢制限にひっかかる場合や体力的に難しい仕事も出てくる。
本記事は2015/05/19の情報で、内容は管理栄養士としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。