様々な種類の案件に携わることができる
翻訳会社はもっとも求人の種類が多種多様です。翻訳会社の数も多く、選択肢が広いです。会社により、たとえば、メディカル関連の文書もしくはIT関連の文書をメインとしている場合もあれば、金融・エンタメ・自動車・技術・ビジネスなど幅広いジャンルの文書をすべて取り扱っているという会社もあります。
自身の希望や知識があり強いジャンルがあれば、それを専門としている翻訳会社を選ぶことができますし、逆にまだ専門が絞れていなく強みもない場合は、様々な文書を扱っている翻訳会社を選べば色々な文書に触れる中で適性を見極めることも可能です。
翻訳会社は様々な企業から翻訳の仕事の依頼があるため、翻訳者は様々な種類の案件を経験することができます。また、いまどのジャンルでどんな文書が多いのか、和訳と英訳のどちらに需要があるかなど、業界の最前線で最新の情報を肌で感じながら仕事ができます。今後、翻訳者としてキャリアを積んでいくうえでどの方向に進めばよいのかの指針にすることができます。
- 担当できるジャンルの幅広さが翻訳会社で働くメリットの1つ。
翻訳の実力を測る試験がありその結果を重視
翻訳会社の翻訳者になる際の採用試験の一環で、翻訳の実力を測る「トライアル」と呼ばれる試験を受ける必要があります。内容は指定の課題文を渡され自宅で翻訳してメールで提出するケースが一般的です。この試験の結果が履歴書や職務経歴書、面接と合わせて審査されます。一般の採用試験の際にある「一般常識テスト」や「適性テスト」のような参考程度のものではなく、翻訳者として通用するほどの英語力・日本語力を有しているかを判断する試験となり採用・不採用を大きく左右します。
- いわゆる「トライアル」テストの結果は採用の結果に大きく影響する。
本記事は2015/05/12の情報で、内容は翻訳者としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。