柔道整復師の履歴書の書き方・志望動機の例文

職業:柔道整復師

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 柔道整復師として転職活動をされている方で、「履歴書の書き方を調べたい」「志望動機の例文をチェックしたい」という方はこのページをご参考下さい。ここではまず2名の柔道整復師の方の実際の履歴書の例文「整骨院のスタッフから院長候補として転職する時の履歴書」「エステで働きながら柔道整復師の資格をとり整骨院へ転職する時の履歴書」をご紹介し、その中で志望動機の例文や資格欄の書き方などをレクチャーします。これから転職活動をされる柔道整復師の方は是非ご参考下さい。

 

 

【履歴書例文1】整骨院のスタッフから院長候補への転職を希望する38歳Aさん(男性)

rirekisyo

 

 まず一人目の履歴書の例文です。この方は平成12年に専門学校を卒業し、同年4月に整骨院に就職。平成29年10月に退職し、整骨院の院長候補を希望する事例です。

 

①免許・資格

平成10年5月 普通自動車一種免許 取得

平成12年4月 柔道整復師 国家資格 取得

 

②特技・趣味・得意科目など

実際の文章

「特技は柔道です。今でも現役で、専門学校のOBと週に一度は子供達に柔道を教えに行っています。趣味はリラクゼーションで、柔道整復師としての技術だけでなく様々な自費治療に使えるような技術を学びに行くのが好きです。」

 

  • 特に大きな注意点はありませんが、特技や趣味として行っている事が会社の為に貢献できることであればアピールのために書くと印象は良くなります。例えば整体の勉強をしてカイロプラクティックなどの技術を取得している事や、リラクゼーションなどの技術を持っている場合などは特技としてアピールすると効果的です。

 

③志望動機(例文)

実際の文章

「前職では柔道整復師としての技術だけでなく、患者さんとのコミュニケーションや会話の仕方を学び、経営の為の保険取り扱いの知識も身に付けてきました。今回御社を希望したのは、これまでの自分の経験を活かして整骨院の経営面にも携わっていける仕事がしたいと考えたからです。貴院のHPを拝見し、積極的に店舗展開をされている経営姿勢や、治療から美容まで幅広く患者様の悩みに対して対応されている点などに共感し、是非院長候補として仕事に携わらせて頂きたいと思い応募致しました。」

 

  • 院長候補としての志望動機でしたら、今までの整骨院での習得内容や経験内容などを記載してアピールした方がいいです。単純に院長候補の方が給料が良いから応募した、などではアピールポイントになりません。院長として即戦力として働けるスキル、例えばレセプトなどの経営管理や保険取り扱いなどの経験は必須です。院長候補というのは他のスタッフの管理や運営、経営管理など様々な内容を全て引き受けなければならないので、それらの経験と覚悟はとても重要です。

 

参考柔道整復師の志望動機について面接で聞かれることは?

柔道整復師の面接の志望動機について

転職を考えている柔道整復師です。 履歴書などは内容もしっかりと書けていると思うのですが、面接が苦手で緊張しやすいタイプです・・・。柔道整復師として接骨院や病院での面接の際に志望動機でよく聞かれるのはど...

④本人希望記入欄

実際の文章

「給与:貴社の規定に従います。

希望職種:院長候補

勤務時間・勤務地:一任いたします。」

 

  • 基本的には、ここにはあまり条件を細かく書き記さず、面接で伝えます。ただし、応募職種については複数募集していることが多いので明記しましょう。

 

【履歴書例文2】エステサロンから整骨院へ転職を希望する32歳Bさん(女性)

rirekisyo

 

 続いて二人目の履歴書の例文です。この方は平成19年に美容系専門学校のエステティック科を卒業し、同年4月にエステティックサロンに就職。3年目に雇用形態を正社員から派遣社員に変更し、働きながら医療系専門学校の柔道整復学科に通い始め、平成25年3月に卒業します。平成29年9月にはエステティックサロンを退職し、整骨院に応募する事例です。

 

①免許・資格

平成16年5月 普通自動車一種免許 取得

平成20年8月 エステティック美容師 会社資格 習得

平成25年4月 柔道整復師 国家資格 取得

 

②特技・趣味・得意科目など

実際の文章

「バレーボールは週に1回趣味で練習に参加しています。スポーツ全般、体を動かすことが大好きです。」

 

  • この人は学生時代から行ってきたバレーボールについて言及していますがこれはこれで事実なのでいいでしょう。最近では整骨院だけを経営しているのではなく、様々な分野の事業を展開している会社も少なくありません。柔道整復師の資格だけでなくその会社が必要とする分野の技術を一つでも持っていれば、とても大きなアピール材料となりますので記載しましょう。

 

③志望動機(例文)

実際の文章

「私は学生時代9年間バレーボール部に所属しており、部活で怪我をした時は整骨院で実際に施術を受けたり怪我をしにくい体作りを教えてもらったりとお世話になりました。前職ではエステサロンでセラピストとして従事してきましたが、学生時代に柔道整復師の方にお世話になった経験から、働きながら柔道整復師の資格を取得するに至りました。そしてこのたび、取得した柔道整復師としての資格を活かし活躍したいと考え、御社に応募いたしました。御社は、整骨院だけでなく美容関係の仕事や介護福祉といった分野にも進出されており、様々な業務にチャレンジできる点に魅力を感じています。前職で培った経験を活かし御社に貢献できるよう努力していきたいです。」

 

  • 別業種からの転身なので「なぜ柔道整復師の資格に魅力を感じたか」を組み込むといいでしょう。また希望する会社が求めているものを理解した上で、今までの経験をアピールする事が大切です。例えば単純に柔道整復師としての技術だけではなく、他業種の経験で培った接客技術なども、患者様と接する点では大きなスキルとなります。

 

④本人希望記入欄

実際の文章

「給与:貴社の規定に従います。

希望職種:柔道整復師

勤務時間・勤務地:一任いたします。」

 

柔道整復師の志望動機のまとめ方のポイント

 上記で柔道整復師の履歴書の例文を2つ紹介しましたが、中でも志望動機は重要項目ですので、補足として柔道整復師の志望動機のまとめ方のポイントについて解説します。柔道整復師と言っても雇用先の種類や任せられる役割によって志望動機の書き方も変わります。以下いくつか例を挙げてみます。

 

①整骨院のスタッフの場合

 整骨院でスタッフとして雇われて働きながら勉強もしたいという場合は、とにかく人の身体に携わって技術や経営の勉強をしていきたいという事を志望動機として面接官に伝えるのが良いです。整骨院などでは資格を取りたての柔道整復師のために研修や技術指導などをしてくれる所もあります。

 

②整骨院の経営者を目指す場合

 店長候補など、経営者として働きたい場合は、技術よりも保険請求の知識や経営の為のアイデアを志望動機の中に入れた方が良いです。例えば来患を促す為の方法やどのように店を良く見せるかを考えてアピールすると、面接官からの印象も良くなります。しかし、そこまでの考え方やアイデアを出す為には、少なくともそれまでに整骨院や業界に携わり、この業界や整骨院の経営に関する勉強をして知識を蓄えておかなければなりません。

 

③リラクゼーション施設の場合

 リラクゼーション施設は忙しいところが多いです。体力と技術力でたくさんの人の身体を楽にしてあげたいという志望動機は良いアピールポイントになります。リラクゼーション施設では、まずはどれだけ体力があるかという事と、どれだけ人に喜ばれる技術があるかという事がポイントになります。もちろん、正社員となって店舗経営などを任される場合には他にも勉強しなければいけない事も出てきますが、体力も技術もあって多くの人の体をほぐして楽にしてあげたいという気持ちは、面接において優遇されます。

 

④介護・福祉施設の場合

 介護施設や福祉施設で働きたい場合は、高齢者に対する思いやりが大切です。例えば家族に介護やリハビリが必要な人がいて、勉強も兼ねて仕事がしたいという場合などは、面接の際にはやる気や熱意が通じやすいです。

 

  • 雇用する側が求めているのは、会社の方向性に通じる人を雇いたいという事です。望んだ職場のニーズに合わせた志望動機と自己PRを考える事が必要です。

 

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本記事は2018/03/28の情報で、内容は柔道整復師としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。

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