IT企業の営業から外資系の客室乗務員へ(32歳 海外在住)
女性(30代)
新卒で外資系のIT企業に入社しました。元々は文系でしたが、3ヶ月の基礎研修でITの知識を身に付けました。ホームページを作成、メンテナンスする部署に配属され、ソリューション営業を行っていました。事業所にいる時もありましたが、掛け持ちで顧客を担当する時は客先に泊まることもありました。技術側のやったことで謝罪することが多かったように思います。
30代になるまで男性に負けないほど仕事をしてきたはずでした。ところが昇進の話になると、社内政治を理由に同じポジションのままで、活躍する場がありませんでした。
女性ならではの仕事ということで興味を持ち、英語力を活かして外資系の客室乗務員にチャレンジしました。無事採用され、現在に至ります。一機の中で自分の役割があり、それに対するお客様の評価を直接受けることができるので大きなやりがいがあります。
アパレル企業のマネージャーからLCCの客室乗務員へ(38歳 東京都在住)
女性(30代)
日系の高級時計宝飾ブランドに新卒で入社し、3年後に外資系高級時計宝飾ブランドに転職しました。老舗百貨店内の店舗で販売員としてキャリアを積み、昇格しました。35歳で都内のフラグシップショップでの店長を任されました。販売員のキャリアとしては絵に描いたように素晴らしいものでしたが、次の昇格で会社からオファーされたのは、本社での管理ポジションでした。人と触れ合う仕事が好きだということを痛感させられる日々でした。
32歳で結婚をしていたこともあり、給料のために働くのでなく、やりがいを重視したいと考えて客室乗務員の仕事を選びました。収入は少なくなりましたが、表計算ソフトや書類に囲まれているよりも楽しい職場で、私らしさを発揮しています。
専業主婦からLCCの客室乗務員へ(43歳 千葉県在住)
女性(40代)
短大のキャリアセンターが持ってきてくれた日系アパレル企業に学校推薦で入社しました。販売員として働き、3年目に結婚。寿退社をしました。3人の子育てをしているうちに40代になっていました。下の子どもが小学校の高学年になった時に、美容院の雑誌で自分と同じ年の女性がLCCの客室乗務員として制服を着こなしている写真が目に留まりました。
家族を説得して、LCCに応募書類を送付しました。面接に着て行く服装が「私らしさ」を演出することであったり、いかにも客室乗務員らしい髪型にすることだったりと、一つ一つのことにワクワクしました。内定をもらって憧れの客室乗務員になってからも、機内から見える夕陽に感動したり、お客様からの「ありがとう」の一言に涙を流したりしています。家族も応援してくれますし、とてもやりがいのある楽しい仕事です。
本記事は2015/11/20の情報で、内容は客室乗務員(CA)としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。