外資系航空会社の客室乗務員の転職と年齢
外資系の航空会社は、契約で2年更新であったり35歳が定年退職だったりしますので、20代で応募しなければ採用は困難です。また、入社の年齢制限もあります。新卒という考え方はありませんので、新卒で受けることも可能ですが、入社が決まってから卒業まで待ってくれるかは、面接での交渉となります。
日系企業の客室乗務員が外資系を希望する場合は、入社して数年の業務経験があれば基本的な知識が身に付いていると判断され、転職に有利になります。また、体力を判断する場合、体力測定だけでなく、服を着たままプールで25m泳がされたというエピソードもありますので、体力に自信があるうちに応募した方が良いです。
- 入社の年齢制限や35歳の定年を設けている場合もあるため、20代でなければ入社は厳しい。
日系航空会社の客室乗務員の転職と年齢
日系の航空会社は戦後すぐに採用を始めたため、非常にリベラルです。そのため入社の年齢制限を撤廃したところもあります。ただし、客室乗務員の仕事は肉体労働ですので、年齢を重ねている場合は3次試験まで通るかが難しくなります。20代と同じ体力を保っており、見た目も若いということであればチャレンジしてみる価値はあります。
試験には健康診断もありますので、耳鼻咽喉科の既往症や生活習慣病などがあると採用は難しいです。また、体力測定がある会社もありますので日頃から体を鍛えておく必要があります。日系航空会社から別の日系航空会社へと転職する場合も若さはポイントになります。
- 年齢制限がない企業もあるが、体力勝負の仕事であるため、やはり若い方が有利。
LCCの客室乗務員の転職と年齢
若い方が有利であることに変わりはありませんが、いわゆる「美魔女」と呼ばれる人が採用されることもあります。実際に40代の人が入社した例もあります。
LCCでは採用に健康診断や体力測定の経費がかけられないため、自分の身体や体力のことは自分で責任が負えるという人であれば年齢問わずチャレンジはできます。ただし、実務に入った時に、ちょっとしたことで転んでも労災が申請できる会社かどうかを見極めておく必要があります。
- 健康診断や体力測定がない会社もあるため、自分の体力に自信があり責任が持てるならば、年齢に関係なく挑戦は可能。
本記事は2015/11/18の情報で、内容は客室乗務員(CA)としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。