正常な分娩を取り扱うことができる
助産師の権限で正常な分娩を取り扱うことができます。つまり、正常分娩なら医師の介入なしで助産師だけで分娩することが可能です。しかし、分娩途中で異常が発生したり異常が予測される場合には、直ちに産婦人科医と連携し医師が医療介入をおこないます。医療介入については、助産師の権限ですることはできません。
助産院や院内助産院などでは、決められた週数以外の妊婦健診と分娩、産後も助産師だけで管理をします。途中で異常が発見された場合は、医師に診察依頼をして医療介入がされますが、問題なく正常な場合は、妊婦健診で何回か医師の診察があるのみです。
現在は、医師が主に管理をする病院での分娩が多いですが、助産師が管理する助産院での分娩は、より妊婦の心と体に寄り添ったケアをしてくれるので自分らしいお産をしたいと思う人にはとても充実した分娩になります。
- 正常分娩なら医師の介入なしで、助産師の権限だけで分娩することが可能。
助産院を開業できる
助産師経験年数や分娩経験数など一定の条件をクリアすれば、助産院を開業することができます。助産師の資質や責務、能力、委託病院のことなどあらゆる取り決めはありますが、助産院は地域の分娩を支える存在として必要不可欠です。
また、分娩を取り扱わない育児相談や母乳相談のみの助産所もあります。病院だとなかなか相談できない育児相談や母乳相談など地域の強い味方になってくれています。
- 一定の条件をクリアすれば、助産師の権限で助産院を開業することも可能。
本記事は2015/11/19の情報で、内容は助産師としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。