産婦人科病院の求人数はさまざま
個人経営の産科クリニックなどの求人は、いつも募集しているところと充足しているところと2極化しています。住民数が多い地域で、ある程度分娩数をまかなっている病院は常に募集しているところが多く、毎年新人も募集しています。
しかし、分娩数が少ない病院や分娩数があるところでも人口の少ない地域ですと、求人はないところも多いです。最近は出生率の低下で、分娩の取り扱いを止めてしまっている個人病院も多く、外来のみの助産師の募集かもしくは募集をしていないところが多い傾向にあります。
- 産婦人科病院の求人はその地域の人口数、病院の規模(分娩数)で大きく違う。
産婦人科病院の募集人数は少ないところが多い
年間分娩件数が1000件を超える大きな病院だと、中途採用は常に募集しており、新卒採用も毎年4月に3~5人は入職してくることが多いです。しかし、分娩件数が1000件以下の場合は新人の募集があっても1~2人程度となり、中途採用は退職者がいれば求人を出すという病院が多い現状です。
小さな個人産婦人科ではその時、その年によって採用人数が変わってくることが多く、急遽募集したりすることもあるので、いつ求人がでるか分からないこともあります。
- 年間の分娩件数で、募集人数も変わってくる。
求められるのは経験年数、夜勤や外来夜診ができること
助産師の中途採用の場合、求められるのは分娩を取った経験年数となり、いかに即戦力になれるかというのが大きいです。経験年数があっても分娩をほとんど取ったことがない場合には新人扱いになることがほとんどです。
また、助産師外来や母乳外来の経験があれば尚良いです。さらに帝王切開などの手術の介助ができる、無痛分娩の経験をしているなど、幅広い経験をしていると重宝されます。
更に、夜勤に入ることができる、外来の夜診に入ることができると求人数は多くなります。日勤のみだと個人の産婦人科病院の場合、地方や分娩件数の少ない病院では助産師求人数はほとんどないところが多いです。
- 分娩をたくさん取った経験がある人や、夜勤や夜診ができる人が求められる。
本記事は2015/11/18の情報で、内容は助産師としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。