ウェディングプランナーの年収
ブライダル業界という花形業界の職種であるウェディングプランナーは、その華やかさゆえ憧れる人も多いです。ここでは実際の年収部分がどうなっているのかについてですが、まずは新卒で入社した場合ですが、月収18万円から20万円程度となります。一般的な相場から考えるとやや少なめといったところでしょう。
ただ経験を積んでいけばもちろん年収もアップしていきます。十年以上経験があると年収400万円から500万円といったところにもなるでしょう。上場企業3社の平均が、30歳前半で400万円、後半で450万円といったところです。
- 年収は他職種の相場よりやや低めだが昇給などはある程度見込める。
給料の内訳
ウェディングプランナーの仕事はもちろん挙式がメインですが、それに至るまでの過程も大変なものです。特に挙式前にはかなりの準備を必要としますし、当日や前日には早朝出勤、深夜勤務ということもあり得ます。
会社によっては、それらの手当を出してくれるところもありますし、裁量労働制といって一つのプロジェクトを終わらせることに対して対価を払うという考え方のもと、労働に対して時間で計算しないということもあります。また早朝や深夜勤務の際の交通費が特別出る場合もあります。早朝、深夜勤務が続くと、タクシー代もかなりのものになってしまいます。どちらになるのかによっては、実際にいただける給料の大きく異なってしまいます。
転職の際は応募する先がどのような考えのもと、給料を支給しているのかはきちんとチェックをさせるといいでしょう。ただ一般的には、早朝や深夜の勤務手当が特別には出ないケースが多いということも知っておくといいでしょう。
- 時間外勤務などの手当を出してくれるかは企業によるので転職前にチェック。
給与体系の色々
一口にウェディングプランナーと言っても、色々な働き方があります。まずは大きく分けて会社や組織に所属するプランナー、そして独立してフリーランスで活動するプランナーに分けられます。
まずは会社や組織に所属するプランナーですが、毎月のお給料という形か年俸制になります。外資系企業のプランナーであれば年俸制ということもあります。基本給と手当てというところが一般的ですが、会社によってはインセンティブ(出来高制)を導入しているところもあります。例えば一組成約させるごとにインセンティブが発生するというものです。これはウェディングプランナーと式場での営業が一体型になっている場合におこるケースです。基本給にインセンティブがあるのかどうかは大きく違いますので、応募段階できちんと確認しておくといいでしょう。
次にフリーランスのプランナーですが、こちらはかなりまれなケースになります。組織で力をつけてプロデュース力をつけてから独立という人もいます。当然、かなりの実力とコネクションや営業力がないと独立はできませんが、会社組織に所属しているよりもかなり年収はアップします。およそ600万円といわれていて、ウェディングプランナーの憧れ、ともなっています。もちろん自ら営業し契約にこぎつけなければいけないので、それが出来ない場合は0ということになる厳しい状況ではあります。
- 会社員のウェディングプランナーと独立のウェディングプランナーで給与の額や形態も異なる。
本記事は2015/04/10の情報で、内容はウェディングプランナーとしての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。