経験がものを言う世界
コピーライターの新卒の求人はあまりありません。理由としては、新卒でコピーライターといっても社会人経験がないとなかなか、取材からコピーライティングその後の調整といった仕事が円滑に進めることに弊害があるからです。
またこれはどの企業でもそうですが、中途の人たちに求められるものは、ある程度の即戦力です。当然第二新卒にも同じように求められていきます。ただ第二新卒の人にも近年は門戸が多く広げられています。その理由としては新卒の人と比べると、給与という意味でのコストは変わらないが、最低限の社会人としてのマナーや常識を身につけているからです。
コピーライターの世界でもこれは同じで、新卒枠と共に第二新卒の人たちにも枠が設けられていることがあります。そうすると、社会人としての経験を語ることができる第二新卒の有利度はぐっとあがります。
- 第二新卒市場はコピーライターにもある。ただある程度の即戦力のスキルは必要。
経験とモチベーションをうまく組み合わせて
第二新卒はあまり知識がなかったり、人によっては卒業後とくに正社員としては働いておらず、数年経って就職活動をしたりしている人もいます。そうすると、当然今まで企業で同職種や同じような分野で仕事をしてきた人たちにはやはり敵いません。そこで大切にしなければいけないのが、やる気や情熱といった部分。企業側も素直であることや適応力があること、社風や仕事に対する適応力が高く、成長速度が早いことに期待をもっています。ですので、その部分を自分の長所としてPRすることで企業にとっても魅力的に映るでしょう。
- 経験が浅い分、適応力の高さや成長の早さなどで差別化していこう。
若さややる気に加えてアピールできるものを
若さやガッツといったものだけでなく、コピーライターとしての技術でもアピールできると大きな売りになります。といってもなかなか第二新卒の方で、アピールできるような受賞履歴や職務経歴は難しいものです。だからといって、新卒と同じように何も経験はありませんが、という応募をするのはもったいないことです。
ですので、どんな経験であっても社会人としての経験を仕事に結びつけてアピールをしていくことが大切です。編集のアルバイトをしていたらもちろん有利になりますし、あまりコピーライティングとは関係のない仕事であっても、取引先との関連性を調べてそこの知識なら任せて欲しいということも言うことができます。社会人としての自信をアピールしていくことが必要です。
- 過去の経験を掘り下げて何かしらの独自のアピール点を持つ必要がある。
そこまで専門特化した求人でないことも覚悟して
最後に、コピーライターとしての募集であってもそこまで専門特化した募集ではないことも多くあるのは知っておきましょう。つまりコピーライター兼という募集も多くあります。最初は営業もやりつつライターのアシスタントをして仕事を覚えていずれライターにということもあり得ます。それも新卒でよくありがちなことですが、第二新卒でもあることです。この条件であっても、いずれコピーライターになることをゴールに据えて、とりあえずはチャンスに対して挑戦していくという姿勢も大切です。
本記事は2015/04/08の情報で、内容はコピーライターとしての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。