経験よりも環境が優先
調理師免許や現場調理経験がなくても、大手の料理教室では採用されます。もちろん、資格があれば非常に有利ですが、必須ではありません。実際に、調理師学校を卒業したわけでもなく、調理の現場で働いたことがなくても料理教室の講師をやっている人もたくさんいます。講師の場合は調理のスキルと臨機応変な対応ができれば、学歴やその他のスキルなどは関係ありません。大手の料理教室は、長年生徒として通っていて講師になるパターンがよくあります。
講師をやりたいという気持ちがあるならば未経験でもチャレンジすることです。意外に受かってしまって、やるしかないので自分で学びながらスキルを身につけていったという講師もいます。まずはその環境に飛び込んでみることで、講師としての経験が積み重なっていきます。そうしているうちにいつの間にかすっかりベテランの信頼ある講師になっていくというのも一つの自然な流れです。
- 未経験でも採用の可能性はあるので、まずは講師としての環境に身を置いてみる。
具体的なイメージをつかむ
生徒から講師になるパターンを最初から狙って、「ここで働きたい」と思う料理教室にはまず生徒として通ってみましょう。実際どのように授業が行われているのかも見ることができますし、自分が講師になった場合のイメージをより具体的に描くことができます。また、その料理教室の講師やアシスタントスタッフと仲良くなれば、講師の募集がかかった時に声をかけてもらえるチャンスもあります。
現場の空気を体感するために体験会やイベントなどがあれば参加してみましょう。目標に近いところにいるほど達成も近くなります。知識や技術を身につけることも大切ですが、まずは現場を知ろうとするところから1歩を踏み出しましょう。
- 働きたい料理教室に生徒として通う、体験会やイベントに参加するのも一つの手段。
本記事は2015/04/08の情報で、内容は料理教室講師としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。