コピーライターの採用先は複数
- 大手総合広告代理店
誰もが広告代理店というとイメージできる大手広告会社(電通・博報堂・ADK・・・)。テレビCMや大規模な新商品のプロモーションやイベントまで手がける、日本の中でも屈指の広告界社です。これらの広告代理店は、総合広告代理店とも呼ばれ、広告とイメージされるものほぼ全てを手広く扱っています。それだけに専属のコピーライターも多く採用しています。しかし当然かなりの狭き門です。多くの経験を積んでいることや広告賞の受賞歴などかなりのキャリアが必要とされます。
- 専門広告代理店
特定の分野に絞りそれを強みとしている会社が専門広告代理店です。例えば、新聞の折り込み広告や電車の交通広告などが分かりやすい例でしょう。安定的な仕事が得られるので、会社としても経営がしっかりしているところが多いです。
仕事が限られてしまうイメージもあるかもしれませんが、その道のプロフェッショナルとして専門知識を深めキャリアをつめるよさもありますし、そこから総合広告代理店への転身という道も有り得ます。コピーライターの世界は、どちらかというと職人気質な部分もあるので、特定の分野で修行を積み、そこでの功績をもち次のステップへということも多くある道です。
- 制作会社
大手広告代理店が広告のプランニングをして、制作会社がその実際の制作部分を請け負うということがよくあります。これらの制作会社は、コンセプトに従って、コピーを作っていくことになりますので、こちらでもコピーライターの採用があります。ただし、下積みの仕事でコピーライター以外の仕事を行うことも多く、一般的には激務の部類に入ります。
- プロダクション、フリーランス
最後にフリーランスのコピーライターです。プロダクションと契約していて、案件が多い場合に声をかけてもらったり、自分からコネクションをつくり、様々なクライアントと仕事をしたりします。現在はウェブで取引先を探したり、派遣という形があったりとフリーランスの方も仕事を探しやすくなっていますが、もちろん必要なのは経験と実績になります。後ろ盾の企業がない分、すべてが自分の手にかかっているので、コンスタントに収入を得ていくとなると、かなりシビアな働き方になります。
本記事は2015/04/08の情報で、内容はコピーライターとしての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。