都市銀行(メガバンク)の年齢別の転職動向(20代・30代・40代)

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都市銀行(メガバンク)とは?勤務者の口コミは?

 都市銀行(メガバンク)は、世界でも有数の総合金融グループとも呼ばれる三菱UFJフィナンシャル・グループの「三菱東京UFJ銀行」、第一勧業銀行を前身に持ち、宝くじの取り扱いを行う「みずほ銀行」、投資や大阪に強い地盤を持つ「三井住友銀行」、事業規模が広く地域密着型の展開も行っている「りそな銀行」などが挙げられます。

 

 

 都市銀行(メガバンク)については「都市銀行(メガバンク)の企業一覧」で詳しくご紹介しています。

 

都市銀行(メガバンク)全体の転職動向は?

 

 日本各地に店舗を持つ都市銀行(メガバンク)は、社会的な信頼度も高く、人気の就職・転職先と言われています。そんな都市銀行の転職市場は、昨今どんな状況にあるのでしょうか。実際に大手転職サイトで都市銀行の求人を調査し、詳しくご紹介していきます。

 

 転職サイト「DODA」で、都市銀行-金融の求人を検索すると、81件のヒットがあります。メガバンクと呼ばれる大規模な都市銀行の正社員求人については決して多くなく、メガバンクへ正社員として転職を希望する場合、狭き門という現状が汲み取れます。

 

(参照:DODA ※検索結果)

 

 都市銀行求人の募集職種を見ていくと、総合職や営業職がもっとも多く、海外投融や国際業務担当、不動産関連、内部監査、人事、社内SE、お客様サービス室など専門的な職種も含めると募集職種は多岐に渡ります。職種にもよりますが知識や経験があれば有利になりますので、転職希望時に自身の専門分野で求人があれば、転職できる可能性は高くなります。求人の数としては銀行の看板業務である法人営業がやはり一番多いです。

 

参考都市銀行(メガバンク)の採用職種の分類

都市銀行(メガバンク)の採用職種の分類

都市銀行の採用職種は主に3つ 都市銀行の採用職種は、主に3つに分かれます。全国転勤を伴う総合職、地域内の転勤を伴う地域総合職、ほとんど転勤を伴わない一般職です。それぞれの職種に...

 また昨今、都市銀行では数多くの職種があるため、他業界からの人材も積極的に受け入れています。銀行といえば経営・経済学部出身が多いと思われがちですが、工学部や文学部、その他たくさんの学部の人がいます。なぜなら、都市銀行にはお金を貸す業務以外にも、銀行内のシステムを開発する業務、市場調査をする業務、海外進出をするお客様に対してアドバイスをする業務など様々な業務があるためです。そういったことから、職種によって都市銀行は他業界からも転職しやすい傾向にあります

 

参考他業界から都市銀行に転職希望する人の質問と回答

他業界(メーカー)から都市銀行に転職希望、採用の可能性は?

某都市銀行の中途採用に応募しようと思っています。現在は大手メーカーで働いておりまして、海外にも進出している上場企業になります。新卒から5年間同じ会社で働き、今回は自分のキャリアのステップアップ...

参考メガバンクへの転職を考える方に効率的な転職サービスはこちら

転職エージェントランキング【2021年度版】

 「転職エージェント」とは何かというと、転職希望者と人材募集企業をマッチングするサービスです。求人の紹介だけでなく担当者が間に入り、条件交渉や面接対策なども行ってくれます。下図...

 

20代で都市銀行へ転職する人は少ない

 

 20代の都市銀行の離職率はとても高いですが、一方で20代の転職先として都市銀行の名前が挙がることはそこまで多くはありません。実際に20前半の第二新卒の都市銀行の求人は比較的少ないです。

 

 20代といっても新卒入社して前職で5年以上仕事に従事してキャリアを積んだ人(28歳〜29歳)などについては、前職の仕事内容にもよりますが、都市銀行に転職する人はいます。ただ、全体の転職動向としては20代の転職者は多くないというのが現状です。

 

 というのも、都市銀行はそもそも新卒大量採用の傾向があり、新卒ではなくわざわざ中途採用をするということにはそれなりの理由が必要になってきますし、社会人経験の少ない20代の人に多大なチャンスが与えられているかというと、そうとも言い切れません。

 

20代で採用されやすい都市銀行の職種は?

 20代で都市銀行で採用される職種としては、例えば前職で優秀な営業成績を収めた営業部員で、その評価を面接官にしっかりと伝えることができ、都市銀行側にメリットをもたらすであろう人材だと思ってもらえれば、総合職や地域総合職の営業で採用される可能性はあります。また前職でSEなどの専門職に従事していた人も、総合職の本部セクション(専門職)の採用枠があれば採用される可能性はあります。

 

 あとは、取得が比較的難関な資格、例えば公認会計士や税理士、ファイナンシャルプランナーなどを持っていれば、20代という若さでもそれなりに箔が付くため、総合職、地域総合職、一般職のどの職種でも採用される可能性は出てきます。

 

 

参考都市銀行の転職と資格

都市銀行(メガバンク)の転職と資格

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 都市銀行の20代の行員に求められる人物像についても言及しておきます。まずは社会人として求められる基本的なものとして、身だしなみやマナーがしっかりとしている、受け答えがしっかりとしている、などがあります。それに加えて20代という若さで求められるのが、明る元気ではつらつとしている、今後のキャリアプランをしっかりと自分で立てられている、目標を高く持ってそれに向かって全力疾走する意欲がある、といったことが挙げられます。

 

 各都市銀行によって、また各採用職種によって、求められる人物像は異なりますが、基本的なところは前述した内容が該当します。採用面接で人物像を判断するのは、面接官にとっても大変な仕事です。その人物を見ながら、人物の背景にある「前職での実績や経験」を見て、人物像を決定します。ですから、まだ若い20代といっても、社会人としての基本的なことに加えて、前職での実績や経験をしっかりと自分の中で咀嚼して説明できることが必要になってきます。これが全てできてこそ、都市銀行の求める20代の人物像になります。

 

参考都市銀行(メガバンク)で求められる人材像

都市銀行(メガバンク)で求められる人材像

基本的なことを当たり前に実行できる 都市銀行で求められる人材とは、最低限の常識を兼ね備え、且つ基本的なことを当たり前に実行できる人です。社会人としての基本的なルール、会社での基...

 

30代は都市銀行への転職事例は多い

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 30代の都市銀行の転職動向は他の年代よりは比較的活発です。これは若い20代よりも社会人としての「経験」を積んでおり、定年が近づいている40代よりもその都市銀行でまだ何年も働くことができるという「時間」が残されているため、中途採用で30代を採用することが多いためです。

 

 一昔前までは30代の男性の転職が非常に活発でしたが、最近では女性の転職者も多くなってきています。都市銀行側としても、30代が一番の中堅どころで、たくさん仕事をして責任を任せられる年代なので、非常に採用しやすい傾向があります。

 

30代で採用されやすい都市銀行の職種は?

 30代で採用される職種は、ほとんどが総合職か地域総合職になります。一般職は銀行の窓口業務や法人営業部のアシスタント職ですので、若い人でも研修をすれば十分にこなすことができる業務です。そのため、わざわざ中途採用で30代を正社員として一般職で採用するメリットがあまりないのです。

 

 総合職は主に法人営業と本部セクション(専門職)に分かれ、中堅社員となってくる30代に求められるスキルは非常に高いですが、スキルがあれば年齢的には採用対象です。本部セクション(専門職)についても、前職での専門を活かして活躍できると感じられる人材であれば十分に30代で採用されます。

 

 

 

 30代の転職者については、都市銀行内での中堅社員として、部署の部員を統率する能力や自らも最前線に立ってプレイヤーになり、その部署を盛り上げてくれる人が適任です。20代に求められている基本的な人物像に加えて、力強さと精神的な強さを兼ね揃えていなければ、30代での都市銀行への転職は難しいです。これは、総合職と地域総合職のどちらの職種にも当てはまります。

 

 しかし、もちろん例外もあります。というのは、総合職の本部セクション(専門職)になると専門分野のスキルがとても大事になってくるため、統率力や力強さなどよりも、その専門性の知識幅や実績、前職での経験値、専門職としての説明力や話し方などが非常に重要視されるのです。

 

参考都市銀行(メガバンク)で求められるスキル・能力・知識

都市銀行(メガバンク)で求められるスキル・能力・知識

総合職に求められるスキル・能力・知識法人営業の場合 総合職の法人営業は、会社の経営陣と対等に話したりアドバイスをしなくてはいけないことから、かなりの経験と知識が必要...

 

40代の都市銀行への転職は30代よりは少ない

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 40代の都市銀行の転職動向は、20代や30代と比べると活発ではありません。というのも、都市銀行で40代というと、中堅クラスを超えて部署内での部長・副部長クラスになってきて、高い能力が求められる分、その社員を雇うのにとても高い人件費が発生するからです。

 

 ちなみに、都市銀行の実質の定年というのは、50歳前後になります。そのくらいの年齢を過ぎると、都市銀行内で役員になる人たち以外は、ほとんどが都市銀行のグループ会社やお客様の会社の経理部長などに出向という形をとります。そのため、能力面では非常にニーズが高い年齢層であるものの、よほど特殊な能力やスキルを持っていて銀行側がそれを欲していない限り、そこまで40代を積極的に採用していないというのが現状です。

 

40代で採用されやすい都市銀行の職種は?

 40代で採用される職種は、本部セクション(専門職)が多いです。前述の通り、40代は都市銀行というと定年に限りなく近い年齢のため、本当に採用するメリットがある人でなければ、まず採用には至りません。

 

 ではどのような人が採用されるのかというと、例えば他の銀行でずっと専門職をしていて金融業界内でとても有名になった人や、その能力やスキルを次の世代に教えたり、その部署の即戦力となって数年でもいいから働いて欲しいと都市銀行側が思う人が採用されます。このような人であれば、引く手数多ということで、様々な同業界から直接、あるいはヘッドハンターから連絡が来て、転職先の都市銀行で高年収を提示されることが多いです。その専門の道を極めた人は、金融業界ではとても貴重な存在になりますので、水面下ですが、都市銀行同士で取り合うことも多々あります。

 

 

都市銀行への転職を成功させるためには?

 

 では、好条件で都市銀行へ転職するにはどうすればいいか?というと、転職エージェントの利用をするのがもっとも効率的です。転職エージェントで有名どころはリクルートエージェントマイナビエージェントDODAエージェントサービスなどがあります。転職エージェントへ自分のステータスを伝えて、サポートをしてもらいながら転職活動を進める方が効率的です。

 

(参照:転職実績も多数のリクルートエージェント)

 

 都市銀行の転職実績も多数のリクルートエージェントなど、大手転職エージェントを利用すれば、都市銀行の求人検索や求人提供はもちろん、非公開の都市銀行求人を紹介してもらえる場合もありますし、都市銀行との条件交渉などでの転職活動の負担軽減や、面接の合格率向上にもつながります。

 

 以下は大手の転職エージェントの一覧ですので、ぜひこの機会にチェックしてみてください。

 

大手転職エージェントサービスの特徴
リクルートエージェント都市銀行の転職実績も多数!リクルートグループ運営。
マイナビエージェント全体的に転職実績が多いマイナビグループのエージェント。
DODAエージェントサービスリクルートやマイナビと併用する人も多い。

 まずは、上記の大手転職エージェントへ気軽に無料登録をして、転職の情報収集をはじめてみませんか。効率良く自分に合った、都市銀行の求人を見つけていきましょう。

 

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