基本的なことを当たり前に実行できる
都市銀行で求められる人材とは、最低限の常識を兼ね備え、且つ基本的なことを当たり前に実行できる人です。社会人としての基本的なルール、会社での基本的なルール、その部署での基本的なルール、全ての基本的なことが当たり前にできてこそ、その会社に求められる人材になります。
まず、社会人の基本として、身だしなみを整え、マナーを守り、正しい言葉遣いで真面目に仕事をすることが求められます。とても当たり前で簡単そうに聞こえますが、実行するのは意外と難しいもので、これができていない人が社会にはたくさんいます。身だしなみや言葉遣いについては、面接時にも絶対にチェックされる項目です。これがきちんとできていない人は、都市銀行の面接に受かることはまずありません。
都市銀行で求められる人材像
社会人としての常識と基本を兼ね備えている前提で、都市銀行が求める人物像として重要なものは主に3点あります。
- 高いコミュニケーション能力
都市銀行が求める人物像のまず一つめについては、高いコミュニケーション能力を持った人です。都市銀行には様々な業界のお客様がいます。お客様の中には、自分に合う人、合わない人など色々な人がいます。しかし、その全ての人と打ち解けることができる人でなければ仕事が進みません。
そして、都市銀行の仕事というのはお客様が全ての相手ではありません。銀行内の様々なセクションの人々と一緒に仕事を進めていきます。ですので、コミュニケーションスキルがない人材では全く仕事にならないのです。このコミュニケーションというのは、会話力だけではなく、人当たりの良さ(元気で明るい人物)というのも非常に大事な要素になります。
- 協調性
次に求められるのが、チームワークができる協調性を持った人材です。前述した通り、都市銀行の仕事は一人で行う仕事ではありません。その部署の上司、あるいは他部署やグループ会社の人と共同して、何度も会議を繰り返し、案件を進めていくことが非常に重要になってきます。協調性のない人材を仕事の仲間の一員として迎えてくれる都市銀行はありません。
- 向上心が高く、目標に向かって邁進する
最後に、仕事を実行する上でとても大事な要素として、自らの目標を高く持ち、最後までその目標に向かって様々な方法を駆使して努力し、やり遂げる人です。会社から言われたこと、上司から言われたことだけをやっておけばいいというような向上心のない人は、都市銀行で働く周りの人から受け入れてもらえません。何事にも自分が発揮できる力以上に頑張る姿を示すことができる人には、会社もそれだけその人に期待するものです。
- 社会人としての常識と基本的なことを兼ね備えていることは大前提。その上で、コミュニケーション力と人当たりの良さ、協調性、向上心を持った人材が求められる。
都市銀行に相応しくない人材
- 消極的でマイナス思考
一方で、都市銀行に受け入れてもらえない人材としてまず挙げられるのは、消極的でマイナス思考の人です。これは、どんどん高みを目指していこうとする都市銀行にとっては致命的な社員になります。
- ストレスを溜め込む
そして次に、ストレスを溜め過ぎてしまいがちな人です。都市銀行は、まだまだ昔の古い習慣が残っており、上司がとても厳しい部署が多いのが現状です。ちょっとした失敗でとてつもない怒りを買ったり、理不尽な怒られ方をすることも頻繁にありますので、ストレスを感じない人はほとんどいません。そこで、友達と飲みに行って上司の愚痴を言うなど、自分でストレスを発散できる人ならな良いのですが、ストレスを溜め込んでしまって、最悪の場合、鬱病にかかってしまう人も出てきます。都市銀行では、ストレスで鬱病になって休職したり退職する人も多々いるのが現状です。
- 空気が読めず、自分本位で行動する
最後に、周りの空気を読まず、自分の意思を通し過ぎてしまう人材も歓迎されません。都市銀行は証券会社などと違い、まだ年功序列が残っています。1日の仕事が終わって退店する時も、部長から順番に、若手社員は最後に帰宅するという部署がほとんどです。休暇を提出する時も、ある程度周りの空気を読みながら取得しなければなりません。自分本位で行動する人は、すぐに部署内で干されることになりかねません。
都市銀行はベンチャー企業ではありません。ある程度、昔からの古い習慣がまだ残っています。それをしっかりと理解して行動できない人には向いていません。
- マイナス思考でストレスを溜め込みやすい人、空気を読まず自分の意思を押し通す人は歓迎されにくい。