都市銀行(メガバンク)で求められるスキル・能力・知識

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総合職に求められるスキル・能力・知識

  • 法人営業の場合

 総合職の法人営業は、会社の経営陣と対等に話したりアドバイスをしなくてはいけないことから、かなりの経験と知識が必要なように思われがちです。しかし、営業担当者は自分一人の力だけではなく、営業部の上司や、それぞれの専門部署やグループ会社を活用しながら、お客様に最善のソリューションを提案していきます。そのため、経験と知識というよりも、どれだけお客様の立場に立って物事を考えられるか、意欲を持って色々な人に助言をもらいながら案件をクローズさせる力があるかなどの方が重要です。

 

高いコミュニケーション能力と柔軟性

 

 法人営業で必要な能力は、高いコミュニケーション能力と柔軟性です。コミュニケーション能力は、お客様に対するコミュニケーション能力だけではなく、行内の人やグループ会社の人に対するコミュニケーション能力も高くなければなりません。

 

 それは、どのような案件でも、一人でできる案件というのはないからです。行内外の色々な人を巻き込んで、やっと小さな案件から大きな案件まで実行できるのです。そのため、内とも外とも逐一しっかりとコミュニケーションを取っておかなければ、難しい案件の場合はすぐに躓いてしまい、とんでもない失敗をしてしまう可能性もあります。コミュニケーション能力の有無は、面接の際の判断材料になります。

 

 また、柔軟性ですが、銀行に勤めていると、その時その時の状況に応じて柔軟に対応しなければならないことが多々発生してきます。お客様の経営がいつも順調にいくとは限らないため、銀行から貸りていた資金を返済できなかったり、その他たくさんのハプニングを経験することになります。しかし、その度に営業担当者がパニックに陥っていては、仕事が全く進みません。何か思わぬ事態が起こった際は、冷静に状況を把握し、次の行動に移すことができる柔軟性がとても重要になってきます。

 

 知識に関しては、金融関連や経済動向についてはある程度知っていた方が良いです。これについては、日本経済新聞や日々のニュースで補えますので、特別な勉強などはしなくても大丈夫です。分からないことがあれば、逐一新聞やニュースをチェックをして知識を蓄えていきましょう。

 

  • 専門職の場合

 専門職に求められるスキルなどについては、専門分野それぞれの知識と、それを説明できる会話力が必要になります。法人営業とは違い、専門職は、文字の通りその分野の専門家ですので、知識がなければエキスパートにはなれません。転職時には、ある程度自分のスキルを示すことができるものが必要になってきます。

 

  • 海外駐在員の場合

 海外駐在員に求められるスキルは、法人営業と専門職のスキルに加えて、語学ができれば言うことはありません。少なくともTOEICは確実に良い点数を取っておきましょう。都市銀行の海外駐在員として働こうとする場合は、転職時にTOEIC800点以上を取っていることが好ましいです。もちろん、英語を使わない国での駐在に関しては、800点以下でも駐在している人は多々います。平均すると600点くらいが目安です。しかし、点数が高いに越したことはありません。

 

  • 法人営業に必要なのは、社内外を問わないコミュニケーション能力と、あらゆる事態に冷静かつ柔軟に対応できる力。専門職は知識と会話力、海外駐在員はそれらに加えて英語力が必要。

 

地域総合職に求められるスキル・能力・知識

 地域総合職も、個人営業という営業職がほとんどですので、総合職の法人営業と同じく、高いコミュニケーション能力と柔軟性が必要不可欠です。またスキルとしては、ファイナンシャルプランナーの資格のように、お客様個人の資産状況や家族構成など様々な情報を基に、今後の資産計画などのライフプランを構築し、的確にアドバイスできるスキルがあればとても良いです。

 

 法人営業のお客様とは違い、個人のお客様は、ほんの小さなことから大きなことまで、こと細かに様々な質問をしてこられる方が多く、また何度も同じ質問を繰り返す方も時にはいます。それに対して、毎回丁寧に、柔軟に対応できる能力を備えている人が向いています。

 

 知識に関しては、金融関連・経済動向の知識に加えて、個人のお客様と楽しく会話ができるように幅広い世間の情報を知っておくと、営業にとても便利です。銀行員という枠内に収まるのではなく、自分は個人のお客様のライフパートナーだと思うことができれば、お客さまからもより高い信頼を得ることができます。

 

  • お客様が個人であるため、法人営業と同様のスキルに加えて、個人のライフプランを考えアドバイスする力、どんな質問にも丁寧に答える姿勢などがあると良い。

 

一般職に求められるスキル・能力・知識

 一般職の銀行の窓口業務に求められるのは、銀行の決められたルールに従って丁寧にお客様応ができることと、与えられた仕事を忠実にこなすことです。窓口業務では、現金や小切手などを扱う機会が多々ありますので、怠慢な人であればこの業務は全く務まりません。また、銀行の顔であることから、笑顔を絶やさず元気にお客様対応をすることも基本的な能力として求められます。

 

 知識に関しては、銀行に入ってから学ぶことが多いので、転職時に多くを求められることがない職種です。しかし、最低限、日々の経済、為替状況などをチェックしておくと良いかもしれません。

 

 また、法人営業のアシスタント業務に求められるのは、営業部員が仕事をスピーディーにこなしやすいように、与えられた仕事だけをするのではなく、自ら営業部員に何が必要かを「気が付く」能力が必要です。アシスタント業務というのは、営業部員と二人三脚で仕事をしていく大事な役割を果たすため、「気付き」がとても重要なのです。これといったスキルは必要ありませんが、真面目で努力ができ、気遣いのできる人が非常に向いています。

 

  • 窓口業務はルールに従い仕事を忠実にこなし、笑顔で丁寧なお客様対応ができることが大事。法人営業のアシスタントならば、何が必要かを自分で考え気付ける能力が必要。

 

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