筆記と作文で文章力を試す
編集の採用にあたっては、筆記試験や作文、そして面接が行われます。この二つはどちらも重要で、この二つの結果によって採否が決められます。このうち筆記試験では、一般常識などを試します。そして、作文で文章の構成力やセンスを試すのです。
真面目に対応すれば問題なし
筆記試験は、一般常識を試すことが多く、これは他の分野の採用試験とも変わりがありません。日頃から世の中の動向や常識に目を配らせておけば対応できるでしょう。
作文については、採用試験ですから企業側も完成されたものは求めません。ただ、筆記物や作文から文章の構成力やセンスを確認し、今は未熟でも今後一人前の文章力を身につけられるかどうかの可能性を見るのです。
このため、レベルの高いものは求められませんが、正しい日本語になっているか、論旨は通っているか、誤字脱字はないか、起承転結はついているか、などに注意して作成してください。これも学校の授業をしっかり受けていた人ならクリアできるでしょう。
- 筆記試験と作文は、標準的な文章力があれば対応できる。
テーマから何を確認したいのかを探れ
作文の分量はそれほど多くありません。手書きなら40分で400字原稿用紙2枚程度にまとめる程度です。最近では、社内のパソコンを使って作文を書くことも多いです。この場合も文字数は800字から1000字程度と考えておけばよいでしょう。ここでは、作文の内容のみならずパソコンが業務に差支えない程度使えるかどうかも併せて確認されます。
問題は作文の「テーマ」です。これは、面接通知の時にあらかじめ決められている場合と、その場でいきなり出題される場合があります。あらかじめ出されていれば、考えてから試験に臨めますが、最近ではその場で出題されることも多いです。その場で出題されたことに対してきちんと対応できるかということも、企業側は確認したいからです。
テーマ自体はそんなに難しいことはありません。多いのは「今思っていること」、「家族について」「将来の夢」そして「最近の○○業界について思うこと」といったものです。転職を望むのなら、こういったことも頭に入れて日頃からどんなものが書けそうか考えておきましょう。
また、応募の段階で履歴書や職務経歴書と一緒に作文の提出を要求する企業もあります。履歴書、職務経歴書、そして作文で、早い段階から良い人材を絞り込みたいという意図でしょう。この場合はじっくり書けるので、現時点で出来る最高の作文を提出してください。
- 突然出された課題への対応力が試される。
本記事は2015/04/02の情報で、内容は編集としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。