ホテルよもやま話

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Open-air restaurant illumination of luxury hotel, Crete, Greece

 

ホテルのスキッパーってご存じですか?

 ホテルには一般の人にはあまり知られていないことが案外多いのですが、その一つに「スキッパー」というものがあります。スキッパーを英語で書くとskipperというふうになります。これには「急いで逃げ去る人」という意味がありますがホテルでは、料金を支払わないで立ち去る人のことを言います。これはホテルの専門用語のひとつです。

 

 ホテルの支払いは、たいていは後払いです。もちろん前払いのところもありますが、そうしたところは小さなビジネスホテルなどではないでしょうか。大手のホテルはたいていは予約客ばかりですから、その点からも客の信用をしていて後払いにしているところが多いのです。

 

 しかし、一流ホテルに多いこの後払いシステムを逆手に取ってうまく利用するのがスキッパーなのです。後払いをよいことにホテル内で散々お金を使った挙句、支払いをせずにドロンしてしまうのです。もちろん予約はありますが、デタラメの電話番号や住所を告げていますから後で追跡することはできません。

 

 少し前にも京都のホテルでこの手のスキッパーの被害が出たことが新聞に出ていました。記事によると、このスキッパーはそのホテルに8連泊もして宿泊代や食事代のほかに祇園から芸者を部屋に呼んで豪遊し、その費用は全てホテル側に建て替えて支払わせていたのです。

 

 その結果、費用はトータルで150万円に達したのですが、それをすべて踏み倒して逃げてしまったのです。8日も宿泊したのですから、ホテルのスタッフは当然客の顔は覚えています。しかし、逃げた朝、ホテルを出るときは「ちょっとコーヒーを飲んでくる」と言って出ていったそうで、ホテルのスタッフもまさか逃げるとは思わなかったらしいのです。客を信用して後払いにする高級ホテルでは、時々こうしたことが起きるのです。

 

色々とあるホテルのぶら下げカード

 ホテルのドアのノブにぶら下がっているカードを見たことがあるでしょうか。そのカードは色々な種類があって、例えば英語で「Dont disturb please」とか「Make Up Room Please」などと書かれています。つまり部屋に着て欲しくないときは前者のカードを、ベッドメークなどで部屋を整えて欲しい場合は後者のカードをドアノブにぶら下げておけばいいのです。

 

 このカードのことを「ぶら下げカード」と呼ぶ人が多いのですが、一部では「DDカード」と呼ぶ人もいます。なぜDDなのかと言いますと、このカードで一番よく利用されるのが「Dont disturb please」と書かれたもので、その最初の2語の頭文字を使ったのです。

 

一流ホテルではドアの外に靴をおいておくと磨いてかえしてくれる

 これは日本人客にはあまり馴染がありませんが、欧米からの客はよくやることです。夜寝る前に靴をドアの外側に置いておくと、ハウスキーパーなどの客室係がそれを磨いてくれ、朝までに返してくれるのです。これも高級ホテルならではのサービスです。もちろん無料であることは言うまでもありません。

 

世界一大きなホテルはどこ?

 世界で一番大きなホテルはどこにあるか?と問えば、多くの人がそれはアメリカにあると思うのではないでしょうか。しかし、実はそうではないのです。世界最大のホテルは、実はロシアのモスクワにあるのです。ホテルの名前は<Izmailovo Hotel>と言い、客室数は実に7500もあるのです。

 

 第2位にはアメリカのホテルが入っており、名前は<MGMグランドラスベガス>と言います。もちろん所在地はラスベガスですが、このホテルは6852の客室を持っています。これら二つのホテルだけで客室数が1万4千室以上にもなるとは驚きです。ちなみに第3位はアジアのマレーシアにある<ファーストワールドホテル>で客室数はアジア最大の6118室を誇っています。

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