制作会社(テレビ業界)の志望動機・履歴書の例文

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 テレビ制作会社での志望動機の書き方や履歴書の例文をお探しの方は当ページをご一読下さい。ここでは2名の転職時の履歴書「(1)テレビ業界未経験者がテレビ制作会社へ転職するケース」「(2)テレビ制作会社の経験者が同業他社へ転職するケース」をご紹介し、その中で志望動機の書き方についても説明します。実際の志望動機の例文もありますのでチェックしましょう。

 

 

業界未経験でテレビ制作会社へ転職を希望する29歳Aさん(男性)

rirekisyo

 

 まずは一人目の履歴書です。この方は平成23年3月に大学卒業後、児童向けの英会話教室で英語の講師として就職しました。現在在職しながらテレビ制作会社への転職活動を行っています。テレビ業界は未経験の方で、アシスタントディレクター(AD)職を希望しています。

 

参考テレビ業界未経験での転職相談に対しての回答

アパレル販売員からTV制作会社を目指せるでしょうか

アパレルショップで販売員をしています。今の仕事に不満があるわけではないのですが、昔からあこがれていたテレビのお仕事がどうしてもしたくて、テレビ制作会社に転職を考えています。経験はありません。ど...

①免許・資格

平成20年9月 普通自動車第一種免許 取得
平成23年11月 ニュース時事能力検定2級 合格

 

②特技・趣味・得意科目など

実際の文章

「趣味は読書です。いろいろなジャンルの読書をしますが、特に小説が好きです。司馬遼太郎の時代小説から村上春樹の現代小説に至るまで、何でも読みます。映画化される話題の小説には必ず目を通し、映画と併せてチェックする作業が大好きです。英語も人並み以上に得意なので、英語の小説も優しい内容であれば、原典でそのまま読んでいます。また、現職は児童英会話教室の講師なので、「人に何かをかみ砕いて教える」というコミュニケーション術は得意としています。」

 

  • 業界未経験者であれば、できるだけテレビ制作会社の仕事に生きるような特技・趣味・得意科目を書きたいところです。特技・趣味からも自分の能力をアピールもできるので、上述の例のように読書が趣味であれば、ドラマの原作となるような小説の読書量に触れたり、教養の幅の広さを示したりと、工夫した方がいいでしょう。 テレビ業界と直接的に関係のないような特技や趣味しかない場合でも、もちろん空白は避けてなるべく関連付けて書きましょう。
  • 趣味・趣味が採用に直結した例として「国際政治を大学時代に学び、中国語が特技という第二新卒の女性が、未経験の状態でテレビ番組の制作会社に応募したケース」を紹介します。彼女は履歴書の特技に中国語と書いて、面接では中国語を披露しました。幸運にもその制作会社は中国進出を計画しており、彼女は未経験ながら中国語の能力を買われ、その場で内定を受けたそうです。極端な例ですがそういった成功例もあります。突っ込まれたら10分、20分でも語れるような本当の特技、趣味、得意科目や得意分野を書き込みたいところです。

 

③志望動機(例文)

実際の文章

「●●●原作『×××』が学生のころから最も好きな外国文学の1つだったのですが、そのロシア小説をドラマ化した御社の作品をテレビで拝見致しました。あれほど膨大な活字の世界を見事に映像化されている御社のお仕事を見て、全くの未経験ながらドラマ作りの世界に飛び込んでみたいと強く思いました。スタッフの方々を見ると、演出が御社の中原様、アシスタントディレクターが冨田様と書いてありました。御社中原様の過去の作品リストを拝見しましたが、『△△』なども手掛けていらっしゃると分かりました。『△△』も私が大学4年生のときに、厳しい就職活動の最中、勇気をもらった作品です。ぜひともそうした良質のドラマを作り続ける御社で一から勉強させていただければと思っております。映像や映画の世界に関して特別な教育は受けていませんし、実務の経験も全くありません。ですが、ドラマの原作となる小説や文学に関しては古今東西読んできたつもりです。そうした読書量を背景に、御社のドラマ作りに非力ながら現場の一員として貢献できればと思っております。また、世の中の人に良質のドラマや物語を届ける仕事を通じて、社会の豊かさや視聴者の幸福に貢献できればと思っております。

 

  • 志望動機の基本は「とにかく具体的に!」を意識しましょう。現代はどこのテレビ制作会社もホームページを持っていますので、最初にホームページにアクセスして、過去にどのような番組を手掛けているのか“絶対に”チェックしておくべきです。その中で自分の好きな、あるいは思い出に残っている番組名を発見したら、その番組を改めて見返してみたり、あらすじや内容を復習したりするべきでしょう。さらに理想としては制作スタッフの名前もチェックしておきたいところです。ディレクターとプロデューサー、アシスタントディレクターとアシスタントプロデューサーの名前を調べておくと、面接で運良くそのスタッフが面接官になる可能性もありますし、志望動機の中で、自分の面接している相手が自分の名前を挙げて尊敬の言葉を語れば、「面倒を見てあげたいな」という気持ちが採用担当者にも自然に働くかもしれません。

 

参考テレビ制作会社への転職時の志望動機の書き方の相談・回答

テレビ制作会社の転職と志望動機

テレビ制作会社の転職の時の志望動機の書き方の注意点を教えて下さい。...

④本人希望記入欄

実際の文章

「アシスタントディレクターの職種を希望致します。」

 

  • 未経験の人間がテレビの制作会社に応募する場合は、アシスタントディレクターしか応募ができる職種がないことが多いです。それでも「アシスタントディレクター希望」と書いておきましょう。事務職のスタッフ募集を同時に行っていた場合、履歴書を読む人に誤解を与えてしまう恐れがあるからです。

 

参考テレビ制作会社に「向いている」人とは?

テレビ制作会社の適性(向き・不向き)

テレビ制作会社の適性(向き・不向き)について皆さんはどう思いますか?...

経験者採用でテレビ制作会社への転職を希望する37歳Bさん(男性)

rirekisyo2

 

 続いて 2人目の履歴書のサンプルです。平成16年3月に大学を卒業し、同年4月に中堅のテレビ番組制作に就職、その後平成22年9月にディレクターに昇進。現在在職中で転職活動中です。テレビ業界経験者としてテレビ制作会社への転職を目指しています。

 

①免許・資格

平成16年9月 普通自動車第一種免許 取得

 

②趣味・特技

実際の文章

「アウトドアが好きで休日は友人や家族などとキャンプや登山に行ったりしています。キャンプや登山は気分転換やよい運動になるというのもありますが、それ以上に自分がリーダーになって事前に綿密なスケジュール作成や準備を行い計画的に物事を進めるという点が大好きです。」

 

  • テレビ制作会社の場合、どんな趣味も仕事に生きてくる可能性があります。釣りが趣味であれば釣り番組作りに生かされますし、個人向け投資が好きなら経済番組に、自動車のレースが好きながら自動車関連の番組にその趣味は生かされるでしょう。まずは応募する制作会社がどのような番組を主に作っているのかを調べ上げ、傾向をつかんだらその分野に関連する趣味や特技を自分が持っていないか考えてみてもいいかもしれません。書くならとことん細かく書いた方が面接で話が弾む可能性は高くなるでしょう。たかが趣味・特技と考えずに、テレビ業界での転職では真剣に考えて書きましょう。

 

③健康状態

実際の文章

「良好です。毎日とはいかないですが、時間を見てランニングを心掛けています。長時間の編集作業などでは体力が勝負なので、足腰や心肺機能を鍛えられるように、事務所にもランニングウエア一式を用意して、健康状態には注意しています。夜食などでは塩分、糖分、脂肪分の摂取に注意し、カフェインも取り過ぎないように、口に入れる食品には細心の注意を払っているつもりです。」

 

  • テレビ番組の制作者は40代から体調を崩す人は本当に多いです。不規則な生活を何十年も続けていると、糖尿病や高血圧などになってしまったり、運動不足で肥満になってしまったりするテレビ関係者は多いです。メンテナンスをしていない体はぼろぼろになり、薬が手放せなくなる人もいます。健康に問題があれば仕事に支障をきたすので採用側も二の足を踏みますし、普段から健康には注意を払っている点は履歴書で触れておくといいでしょう。忙しくて後回しになってしまいがちな健康問題にどれだけ本気で取り組めているのか、そのあたりの記述で意志の強さなどもアピールできるかもしれません。

 

④志望動機(例文)

実際の文章

「昨年△△テレビで放送された東日本大震災に関するドキュメンタリー番組『○○』や、女性のアルコール依存症を扱った『××』など、御社が数年前から連続して制作している一連のドキュメンタリー番組に大変な感銘を受けました。現在、私が所属している○○株式会社は、バラエティー番組の制作が中心となっており、ドキュメンタリーの制作本数が年間で1本あるかないかという状況です。今後の人生の自分の目標として良質のドキュメンタリー番組に携わり、伝えるべき情報を社会に伝え、社会を少しでも豊かにしていきたいと考えており、その目標を仕事の中で実現していけると考え、御社に応募致しました。」

 

  • テレビ業界経験者が経験者が他社へ移る場合は明確な志望動機が求められます。元の職場を辞めてまで会社を移りたかった理由をしっかりと書けないと、前の職場で何か問題があったのではないかと疑われてしまうでしょう。基本的に経験者で優秀な人材であれば、黙っていてもヘッドハンティングの声が掛かる世界ですし、自分でわざわざ求人情報を探して履歴書を提出し転職を希望する場合には、誰もが納得できる理由が欲しいところです。
  • 企業研究も欠かせないです。まずは応募先の制作会社のホームページをチェックして、どういった番組を手掛けているのか、スタッフは誰か、技術はどこか、局Pは誰かなども細かくチェックしておきましょう。その上で、自分を即戦力になると相手に感じさせましょう。

 

⑤本人希望記入欄

実際の文章

「ドキュメンタリー番組に関しては正直経験がありませんので年収ダウンも受け入れる覚悟で応募しております。ただテレビ番組の制作自体は経験が豊富にありますので、できればディレクターとして採用していただき、すぐにでも現場に飛び込ませていただければと考えています。」

 

  • テレビ業界経験者であれば具体的に要望を記したいところです。自分がアシスタントディレクターから始めてもいいのかディレクターとしてやっていきたいのか、はっきりと希望を書いておいた方が入社後のミスマッチに悩まずに済むでしょう。

 

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