残業がほとんどない会社は存在するか?
WEB制作会社に残業はつきものというイメージはあります。中には月200時間を超える残業がある会社も実在しますが、一方で残業がほとんどないという会社も実は存在します。
- 受注形態によって大きく変わる
残業が少ない求人を判断するには、その会社がどのような形態で案件を受注しているかによって大きく変わってきます。大手制作会社や広告代理店の下請けがメインだったり、銀行や不動産会社などの企業から顧客を紹介してもらっているWEB制作会社は、こちら側で納期を決めることが難しいです。新規案件にしても更新作業にしても、指定された納期まで必ず完成させなければいけないので、その分無理なスケジュールが生じます。結果、残業してでも終わらせなければいけない業務が多くなってきます。
反対に、自社の営業活動のみで案件を受注しているWEB制作会社は、比較的クライアントに対して融通が利きやすいです。できないものはできないと断ることができますし、納期にも余裕がとれます。よって残業時間も少なくなる傾向にあります。
求人の内容で自社案件が多いのか下請けが多いのか判断するのは難しいですが、「大手クライアントの案件多数」「大手代理店と提携」などの情報はよく見かけます。応募したい会社の受注状況を調べておくことは残業の多い少ないを判断する上で大切です。
- 分業化はひとつの判断基準
大手のWEB制作会社や、チームによる分業体制が確立している会社は、残業が少ないところが結構多いです。業務体制が整っている会社は、WEBプロデューサーやWEBディレクターにあたる人がチーム全体の進行をしっかり管理し、スタッフに無理のない、効率よく仕事ができるようなスケジュールを組んでいます。逆に、1人が何役もの仕事をこなす会社は、際限なく仕事をしてしまうケースが多いです。残業が少ないかどうかを見極めるには「分業化」が1つのポイントになるでしょう。
- WEB制作会社の経営状況やクライアントの兼ね合いなどによるが、残業が少ないWEB制作会社は一定割合存在する。