造園業者の求人の特徴
- 仕事が安定している
造園を専門に扱っている業者は主に大手の造園会社です。大手企業のため仕事は途切れることなくあります。有名ホテルや寺院、料亭を手掛けることも多く、全国各地に仕事をしに行きます。企業の中には海外での仕事の受注もあり、海外出張もあり得ます。また、大手造園会社は社会保険、厚生年金、雇用保険への加入をしているため、福利厚生面の心配はありません。従業員は正社員が殆どです。
- 作業時間と残業
8時~17時もしくは8時30分~17時30分と規定している会社が多いです。残業の有無は各企業によりますが、残業の多いところだと20時くらいまで働くこともありますので、残業時間については面接時に確認が必要です。残業代は残業した分もらえることが多いです。
雨の場合は、月給制を採用している会社は出勤して道具のメンテナンスや、雨の日でも出来る仕事を行います。工期が無い時は現場に行くことが多いです。
- 休日
基本的には日曜、祝日、お盆、お正月が休みです。祝日は作業しても良い現場とそうでない現場があるので、現場によって変わります。お盆休みやお正月休みは1週間くらいあります。
- 服装・必要な道具
作業着は会社から支給されます。ただし、地下足袋、安全靴、手袋などの消耗品は自分で購入すると考えておいた方が良いです。造園工事に必要な道具を自費で購入する場合もあります。使う道具は会社によって若干違いますので確認しましょう。
- 造園業者は殆どが大手なので、仕事量や福利厚生が安定している。残業が発生しても大抵は残業代が支給される。
造園業者の仕事内容
日本庭園造りが多く、製作面積が大きいため、1つの現場で半年近く掛かることがあります。製作する物も石垣、垣根、滝、池、植栽、砂利敷きなど様々です。滝や池の製作は難しく、2、3回現場をこなしたくらいでは習得出来ません。また、垣根や石垣積みは企業によってやり方が異なります。
未経験の人の仕事は、道具取りと運び屋になります。道具も造園ならではの変わった物があり、まず道具を覚えることが大切です。運び屋はセメントや砂を1日に何十回も運びます。この作業が2~3ヵ月は続きます。始めは周囲も気遣ってくれますが、体力が無ければとてもやっていけません。
- 日本庭園造りが主な仕事。規模が大きく制作物も様々で、求められる技術も高い。未経験の場合は道具取りとセメント・砂運びが数か月続く。
本記事は2015/08/20の情報で、内容は造園工としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。