50代の法務の転職例

職業:法務

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大手家電メーカーでのリサイクルビジネスとコンプライアンス知識を生かして中堅合成樹脂メーカーへ(55歳 男性 東京都在住)

 

男性(50代)

 大手家電メーカーで、営業部、販売促進部、総務部を担当後、最後は環境リサイクル事業部の責任者として、廃棄物処理工場をリサイクル契約を取るために自ら各地を回っていました。鉄鋼、稀少金属、ゴム、プラスチックなどを再生可能な原料にするための仕事で、交渉先はそれら工業用原料メーカーを中心に同原料商社などでした。リサイクルビジネスにはさまざまな法規制があるのですが、契約締結交渉をする中で、特に中小企業における法的環境整備が遅れていることに気づきました。私自身の法務知識もそれほど深いわけではないですが、大手家電メーカーの組織の中で入社以来培われてきたコンプライアンスに関する情報や知識は、やはり大きいと思いました。

 

 そのような背景があって、私の知識や考え方を中小企業の中で役立てることができるのではないかという思いが募り、転職を考えるようになりました。最初は仕事での関連取引先や下請会社のコネなどもありましたが、いろいろ考えた末、人材紹介会社のルートから中堅合成樹脂メーカーに転職しました。

 

中堅食料品メーカーの総務畑一筋からワケあって人材登録し転職へ(55歳 男性 愛知県在住)

 

男性(50代)

 中堅食料品メーカーの主に総務畑で、株主総会や取締役会の運営を任されていました。伝統のある会社で、なおかつ同族経営色の強い役員が多いので株主総会も取締役会もほとんど波風を立てずに、粛々と議事運営されるのを良しとする風土があり、私の仕事もそれに合わせマンネリ感がありました。しかし、賞味期限誤表示の問題が起きてから、責任回避をする役員など悪い体質が一気に露呈し、挙げ句の果てが会議のセッターである私の責任を言うものなどが出てきたのを機会に、早期退職を決意しました。

 

 総務畑一筋で株主総会や取締役を運営したり、許認可関連を手がけてきた知識を活かす方法はないかと思い、人材紹介会社に人材登録をしました。コーディネーターの人がこれまでの経験をうまく引き出し、法務という括りで編集してもらいました。2、3ヶ月で興味を持ってくれた会社があるということで会社内容を聞くと、同じ食品を扱う商社でした。品目は菓子類から今度は飲料系へと違いはありましたが、賞味期限や鮮度管理といった食品にありがちな危機管理要素は同じであったので、面接での法務関連質問にはしっかりと答えられました。

 仕事は最も経験歴の長い総会運営や取締役会はじめ、契約書締結、許認可など任せてもらっています。この会社には30代の総務部員が一人いて、将来法務のプロに育てたいとのことで、彼の教育係も任せられています。

 

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本記事は2015/08/21の情報で、内容は法務としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。

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