20代の法務の転職例

職業:法務

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印刷会社から第2新卒で「未経験でも可」に挑戦(24歳 男性 奈良県在住)

 

男性(20代)

 大学の法学部を出て、印刷会社に勤めていました。印刷会社は出版物のイメージがあり、もともと本を読むのが好きだったので、就職したら出版物の企画や編集といった企画営業の仕事ができると思い選びました。営業にはつきましたが、取引先とそんなことを話すことはまったくなく、単に顧客の無理な納期指定と印刷現場への調整に明け暮れる毎日でした。

 

 2年経ち、その年の新卒の就職活動がニュースになり、自分の就活時代を懐かしく思い出していたら、関連で第2新卒という聞きなれない言葉が耳に入りました。新卒時のミスマッチや、事情があって就職しなかった人たちのことで新たに就活している人たちのこととわかり、それは、自分も当てはまるのかと思いました。そして、インターネットで「第2新卒」を検索したらびっくりするぐらいの求人情報や求人サイトがヒットしました。

 

 それからは、時間があればサイトを見て、自分の出身学部や専攻などキーワード検索をしていると会社には法務という仕事があることに気づきました。大学時代、専攻の法律は好きだったし成績も良かったのでこれを活かせればと思い応募しました。求人内容は新興の電子機器メーカーで「経験者優遇、未経験でも可。」だったので思い切って応募したのですが、就職が決まってから「未経験は承知の上で、若さとやる気が伝わってきた。」ので採用した、というコメントをもらいました。

 

バッグ好きの雑貨販売員から証券会社の法務補助へ(28歳 女性 大阪府在住)

 

女性(20代)

 大学では経済学部で金融論を専攻していました。自分でもよく勉強した方だと思います。就職は専攻を生かして銀行や証券会社と思いましたが、当時、激戦の金融会社からほとんど内定をもらえず、結局、年が明けてからやっとギリギリで今の雑貨専門店に就職することができました。雑貨専門店就職の理由は、単にハンドバッグが好きだということだけでした。

 

 雑貨専門店の仕事は販売でした。好きだから売れるというわけでもなく、成績も伸びずに先輩からセールストークがヘタと言われる始末でした。どうも、話す単語が販売員らしからぬ理屈っぽい言葉を指摘されていました。学生時代から、討論好きで相手を論破したりするのが好きでしたが、その話法は販売員にはまったく向かないようです。

 そんな時、同窓のゼミ仲間に久しぶりに会っていろいろ話しているとやっぱり、好きな仕事とか向いている仕事が一番と思うようになりました。転職サイトを見ると、ふと目に止まったのが法務と言う仕事でした。ふ~ん、という感じでしたが、その募集をしている会社が証券会社だったのでちょっと興味をそそられ、募集内容を読んでいると「将来法務担当を目指してもらうが、今は法務業務の補助。未経験可」と言う募集でした。

 

 証券会社自体は大学時代、企業研究もしていたし、私自身が各種証券に興味があり実際に多少の売買をやっているので、聞くだけ聞いてみようと思って電話したのがスタートでした。面接では、大学時代の専攻を聞かれたので証券取引法などそれなりに突っ込んだ内容のことを述べ、自己PRでは、理論的で分析的であると就活時代のことを思い出して正直にPRしました。法務適性を意識したわけではないのですが、結果、それがよかったようです。

 今は、先輩について見習い中です。先輩からは、褒め言葉かどうかわかりませんが、質問の仕方が本質的で法務に向いているとか言われています。なんだか大学時代のゼミの討議に戻ったようで楽しい毎日です。

 

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本記事は2015/08/21の情報で、内容は法務としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。

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