広報の採用先企業の種類
広報職は大きく分けて2つ採用先があります。ひとつはインハウスといわれる企業内の広報部や広報室です(場合によっては総務内に広報機能がある会社もあります)。もうひとつはPR会社(広報代理店)です。企業によっては社内に広報ができる人材が少なく、外部のPR会社に依頼する場合があります。
広報に転職する場合は自分がどんな広報になりたいかによって上記の2つどちらかを選ぶか決める必要があります。下記で説明しますが、インハウスの中にもPR会社にも日系企業と多国籍企業(外資系)があり、特徴も広報の在り方も異なるので、転職する際は細かい点に注意することが必要です。
インハウスへの転職とPR会社への転職
- インハウスへの転職
インハウスの広報への転職ですが、日系と外資で違いがあります。日本企業の場合は様々な部門を経験したのちにライン(出世)が決まっていくことが多いのでその会社で一生広報に携われるとは限りません。一方、外資系は、職種でマネージャー、ディレクターと昇進していくので、自分にあった環境の企業をみつけられれば、広報に絞って活躍できる可能性が高いです。
- PR会社への転職
PR会社は、幅広いクライアントを持ち様々な広報経験が学べるので、広報業務を包括的に経験したいのならPR会社を選ぶといいです。PR会社は、大きく分けると日系と外資系のPR会社、そして、それぞれに大手広告代理店参加のPR会社と独立系のPR会社があります。
日系と外資系の違いの一例として、メディアネットワーク重視か、戦略重視かということが言えます。日系のPR会社は元々広告代理店から派生した会社が多く、テレビや新聞などのネットワークを有しているケースが多いです。一方、外資系のPR会社は、戦略が強く、メッセージングや効果的なツールなどをはじめ体系的なPRのアプローチを得意としています。傾向として、日系はメディアネットワークに強みがあり、外資系は戦略に強みがあると言えます。
本記事は2017/03/16の情報で、内容は広報としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。