FPの知名度が上がってきている
数年前と比較して、ファイナンシャルプランナー(FP)の知名度は確実に上昇しています。これまで誰に相談していいか不明確だった家計や節約の相談について、FPに相談すれば良いという認識が広まってきています。
また、女性からの相談や公的年金の不安といった時代のニーズをFPが上手に掴んだことで、個人相談のニーズも高まっています。こういった背景から、独立・開業を志すFPが増加しています。
WEB執筆業をメインにするFPも増えてきた
FPの仕事は昔から、個別相談・セミナー講師・執筆の3本柱だと言われています。しかし、個人相談やセミナー講師の仕事は、何十年もその道を走ってきた先輩がすでに市場を押さえており、新参のFPがそのパイを奪うことはなかなか難しいものがありました。
そこで、最近注目されているのがWEB執筆です。執筆がそれまでの書籍からインターネットのWEB執筆に重点を移し、大きく差のあった両者の報酬額も最近はほぼ同等のものとなってきました。そのため、ライバルの少ないWEB執筆業をメインとして開業をするFPの方も最近では見られるようになってきています。
今後のFPの独立・開業について
今後も個人相談・セミナー講師・執筆の3本柱は堅持しつつ、新しいニーズをいかに掘り起こしていくかがFPには求められています。
メディアの運営や少子高齢化の対策、金融×ITのFintechなどは、今後FPとも親和性の高いテーマとして拾われていくのではないでしょうか。独立FPは会社の社長と同じです。世の中のニーズを掘り起こしてビジネスとして会社を成長させていくことが求められます。
- FPの認知度が高まってきているため、FPの独立・開業は昔に比べしやすくなっている。
- FPの主業務である「個別相談」「セミナー講師」はライバルが多い。最近ではWEB執筆の分野で独立をするFPも多い。今後も新たな分野を切り開いていくことが大切。
本記事は2017/02/03の情報で、内容はファイナンシャルプランナー(FP)としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。