勤務先が学校になる
求人広告では未経験可の歯科助手の募集をよく見かけます。これには理由があります。国家資格を持つ歯科衛生士はきちんと学校に通わなくてはいけませんが、歯科助手の場合は学校に通う必要がありません。そのため未経験で就職した場合は勤め先が学校代わりとなり、働きながら知識を習得できるのです。
- 歯科助手は事前に通学して資格を取る必要がないので、勤務先で仕事をしながら学べる。
歯科助手講習を受ける
- 日本歯科医師会に加盟していればぜひ受講を
日本歯科医師会連盟と呼ばれる団体があります。歯科医院によってこの団体に加盟、もしくは非加盟だったりしますが、加盟していれば恐らく医院側から歯科助手講習の受講を勧められるはずです。受講料は基本的に医院側が負担してくれますので、ぜひ受講してみましょう。地域によっても異なりますが、歯科医師会のドクターから月2回のペースで3ヵ月間にわたり、歯科助手についての知識を学ぶことができます。
- 歯科医師会に非加盟の場合は?
歯科医師会に非加盟だと、連盟の開く歯科助手講習の受講資格が得られません。その場合には、医院内で勉強会などが開かれ、それに参加して歯科について学ぶことが多いです。その他、現場で働きながら知識を習得したり、歯科助手に関する書籍などを購入して自分で勉強する場合もあります。また、就職する前に連盟以外が行う講習を探して受講するという手段もあります。
- 歯科医師会が開催する歯科助手講習はスキルアップに最適。ただし勤務先が団体非加盟の場合は受講できない。
プロ意識を持った歯科助手へ
歯科医院は、ドクターと歯科衛生士、歯科助手で構成される医療の現場です。歯科助手は国家資格はなくとも専門知識はある程度必要な職種です。聞いたことのないような専門用語が、職場ではたくさん使われています。歯科助手になるためには個人の努力や工夫も必要です。
歯科助手は、ドクターのサポートに限らず、医院全体、患者様までサポートしていく、様々な場面で活躍できる職業です。プロ意識を持った歯科助手になることで、ますます仕事に魅力を感じることができるはずです。
- 個人でも努力し知識を習得することで、プロ意識を持って仕事をすれば、より一層やりがいを感じられる。
本記事は2015/08/14の情報で、内容は歯科助手としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。