公務員保育士が活躍する場所
公務員の保育士は、安定している上に、給料も高く環境も良いとされています。公務員ですので昇給も昇格もあり、福利厚生も充実しているので、保育士の間でも人気が高いです。公務員保育士はどのような場所で活躍しているのかを説明していきます。
- 公立保育園
まずは公立の保育園です。どこの都道府県にも存在し、公務員試験を合格した保育士のみが就職できます。ここは前述の通り公務員の保育士が働く所なので、福利厚生は非常に良く、公務員試験は難しいので狭き門を潜った人同士で仲良くなりやすく、人間関係も良好な場合が多いです。人気があるため職員の勤続年数も長めです。
- 公立の児童福祉施設も対象
また、保育園だけではなく、公立の児童福祉施設も対象に入っています。ですから、保育士として保育園で働く自信はないが安定した給料を得たいという人は、夜勤のある児童福祉施設を選択するのも選択肢の一つです。
難点としては、国家試験を受けなくてもいい代わりに、各自治体が行っている試験に合格した上で、その場所の保育園や施設から就職の誘いがないとほぼ就職は出来ません。人が足りている時は募集は行われませんし、募集があっても人気なので激戦となります。
また、もし施設を希望していても、施設は人材を募集しておらず保育園の方から声がかかるパターンもあります。必ずしも自分の理想の現場で働けるわけではありません。
- 公務員の保育士は、公立の保育園や児童福祉施設で活躍している。
公務員保育士として働く際の注意点
- 転勤の可能性がある
公務員として勤めるので、転勤の可能性があります。しかも、その転勤先は欠員が出ている場所なので、突然保育園から施設、またその逆になってしまう事もあります。保育園で保育士としてのスキルを磨いていても、辞令が出れば突然何の知識もない障害児施設や養護施設の職員になる可能性もあります。
幅広いオールマイティーな保育士になりたいと志を持つ人には向いていますが、保育園保育士を極めたい、施設職員を極めたいという志を持つ人には向いていません。
- 年齢制限
公務員の保育士になる際には年齢制限が設けられています。年齢に達してしまうと試験すら受けられなくなるので、諦めるしかありません。毎年必ずどの自治体も行うわけではなく、年齢制限もあるので悠長に受けてはいられません。勉強と面接どちらの対策も完璧にし、自ら予備校に通う人もいます。勉強法に不安がある人は予備校や通信講座を受講して学力を高めることが必要です。
前述の通り、募集している場所には人が殺到するので倍率はかなり高いです。一度失敗したからといって自信を失くさず、年齢まで必死に努力して公務員保育士の座を勝ち取ることです。
- 転勤の可能性があるので特定分野の保育を極めたい人には不向きな場合も。受験には年齢制限が設けられている点も注意。
本記事は2017/01/24の情報で、内容は保育士としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。