ジュエリーデザイナーの適性(向き・不向き)

職業:ジュエリーデザイナー

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向いているのはこんな人

 「好きこそものの上手なれ」ということわざがあるように、まず適性の第一に挙げられるのは、デザインする・創造する、という行為が好きであること、いいものを作りたいという気持ちが強いことです。デザインすること自体を楽しめなければ、正直厳しいかもしれません。

 

 またジュエリーデザイナーは高収入ではないケースが多いです。さらにものによっては時間も要する仕事です。スキルを習得するだけでも大変です。なんとなく響きのいいジュエリーデザイナーという肩書きが好きであっても、実際の仕事内容が好きでなければ苦しいでしょう。逆に辛い状況や苦しい時であっても、好き・デザインしたい、という気持ちがあれば乗り越えられます。好きである人は伸びがよく、いいものを創り出します。ジュエリーそのもの自体も好きであればさらにいいデザイナーになれるでしょう。

 

 ジュエリー業界で同じクリエイティブ職ですが、ジュエリーデザイナーはクラフトマンよりもコミュニケーション能力がより必要になってきます。ジュエリーデザイナーは、市場調査、企画、仕入れ、制作、制作指示、営業などを兼任する会社が多く、様々な人と関わり円滑にコミュニケーションをとることが要求されます。接客販売を兼任する会社ではお客様のニーズをうまくつかむことが必要です。そのため、コミュニケーション能力が高い人の方が向いている職種と言えます。

 

 また、審美眼を持っていることも大事な要素です。何が良くて何が良くないかなどの判断ができなければ、天才でない限りいいものを作り出すことはできません。生まれつきまたは育った環境により既に審美眼を持っている人もいますが、そうでなかったとしても磨いていくことが必要です。日頃からいろんなジュエリーに触れ、咀嚼して吸収し、ジュエリーに限らず色々なデザイン、映画、音楽、アートなども鑑賞し感性と審美眼を磨きましょう。それを楽しめる人は向いています。

 

  • デザイン欲が強い人、コミュニケーション能力が高い人、審美眼がある人に適性がある。

 

向いていないのはこんな人

 ジュエリーは基本的に小さいもので繊細なものです。したがって、細かいことが嫌いな人、大雑把な人には不向きです。デザイン画や指示書も実寸で手描きすることがあります。これはかなり細かい作業になるので、じっくりと腰を据えられないと難しいでしょう。細かい石を扱うことも多いので、これらの繊細なものを丁寧に扱えなければ紛失や破損につながってしまいます。

 

 パソコンが苦手な人にも向かないでしょう。現在では、パソコンでデザインを描いたり、会社によっては3Dに起こすことも担当します。またグラフィックツールのデザインをすることもありますし、事務的な仕事もこなします。したがってパソコンを使用する時間は多くあります。これらの作業は普通以上にパソコンに精通する必要があるので、嫌いな人には向きません。

 

 ファッションやジュエリーに全く興味がない、という人にも当然ですが厳しいでしょう。ジュエリーデザイナーは、ファッションの流行や時代の流れを読んでデザインする必要があります。市場調査をするだけでも苦痛に感じてしまいます。

 

 またジュエリーデザインはスキルの取得にそれなりに時間がかかります。したがって、諦めが早い人にも向いていないでしょう。

 

  • ファッションに興味があり細かな作業が得意で忍耐強くデザインに取り組めなければジュエリーデザイナーには不向きと言える。

 

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本記事は2017/01/10の情報で、内容はジュエリーデザイナーとしての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。

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