ジュエリーデザイナーのやりがいは?
ジュエリーデザインという仕事のどのような部分いにやりがいを感じるかは、人それぞれでではありますが、代表的なものをいくつか挙げてみます。
- 納得のいくデザインができる
まずはやはり、自分が納得のいくデザインができた時は大きなやりがいの1つです。これは単純な自己満足という意味ではありません。様々な点を取り込み、その上でいいと思えるデザインが生まれることを指します。デザイナー全般に言えることですが、やりがいを感じられるタイミングの1つです。
- 商品化される喜び
自分の企画提案したデザインが、会議のプレゼンテーションで通り、実際にものができあがってくる瞬間は何より嬉しい時です。会社にもよりますが、自分のアイディアが必ずしも形になるとは限りません。数人のデザイナーがデザインし、さらに他の部署などを含めた様々な人のジャッジを経て、商品化へと進むことが多いです。幾十もの目をくぐり抜けなければなりません。
それゆえに、実際に自分のデザインしたものが商品化された時の喜びは大きいものです。アイディアが現実にかたちになるのことはかけがえのないやりがいの1つです。
- お客様(エンドユーザー)からの評価
接客販売するタイプの会社では、直接お客様のニーズを聞き、それを踏まえた上でデザインを提案していきます。ジュエリーは、単にそのものとしての価値だけでなく、ブライダルジュエリーのような記念のものであったり、メモリアルジュエリーであったりと、特別の思いを寄せる方も多いです。
したがってそれらのデザインをすることは、お客様にとっても非常に大切なことになります。このデザインを気に入ってもらえ、実際にできあがったものを見て喜んでいただけた時はとてもやりがいを感じられます。直接会うことができなかった時には、お手紙でお礼を伝えてくれる方もあり、デザイナー冥利につきます。
- ブランドをつくるチャンスがある
一からブランドを立ちあげるのは、多くの仕事をこなさなければなりませんが、とてもやりがいのあることです。ジュエリーをデザインすることが基本ですが、ブランドのコンセプトなど全体のブランディングも重要です。パッケージや販促物のデザインなども任される会社もあります。コストなどのハード面を考えることも必要です。様々な点をおさえた上で、自分のセンスを生かしたデザインをしていきます。
ブランドの立ち上げは会社勤めでチームで行うことが多いですが、場合によっては独立して一人でやることもあります。どちらにせよ、多くのことをこなして自分の立ちあげたブランドは思い入れがあり可愛いものです。それがしっかりとかたちになって世の中に出ることは、充実感を得られます。
本記事は2017/01/10の情報で、内容はジュエリーデザイナーとしての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。