中小の旅行代理店の求人も出ている
旅行代理店と聞いて思いつくのは、全国各地にある大手旅行代理店の名前でしょう。しかし、中小企業の旅行代理店も各地にあり、人員補充や事業拡張のために求人を行うことも多々あります。
中小企業の旅行代理店と一口にいっても、その規模は様々です。全国の主要都市に一支店ずつあるような会社、関西なら関西、首都圏なら首都圏など、地域に根差した活動を行う会社、また夫婦二人でやっている会社などもあります。自分が働きたい環境であるかを確認したうえで、求人に応募をしましょう。
また、大手旅行代理店の看板が出ているとしても、実際は、その大手代理店の下請けであることもあります。その場合は、パンフレットや看板に「○○旅行会社 代理店」と記載されています。
- 中小の旅行代理店は大手と違い、規模や業務内容など様々なものがある。
中小企業の旅行代理店での給与
大手旅行代理店と異なり、中小企業では、直接航空会社やホテル、JRや私鉄との取引を行っているところは少ないです。では申し込みがあった際にどのように予約をしているかというと、実際は大手の旅行代理店等へ連絡をして予約を入れてもらい、チケットを送ってもらいお客様へお渡しをする、そのような手順になっていることが多いです。つまり、お客様への販売価格と航空会社が大手旅行代理店へ卸す価格、その差額を2社で分け合うことになるのです。
旅行代理店は、もともと手数料商売と言われ、給与が低い業種の一つでもありますが、中小企業の給与が大手よりも低くなってしまうのは、そのような理由があるのです。
- 中小の旅行代理店は大手の下請けになっているケースもあり、手数料の兼ね合いで給与は大手よりも上がりにくい。
中小企業の旅行代理店に応募の際に気を付けること
まず、確認をしなくてはならないのが、「日本旅行業協会」へ加入しているかどうかです。何かあった際に申し込みをしたお客様と加入している旅行代理店の間にたってくれる法人なのですが、例えば、倒産をした場合にも、入金した旅行代金の一部を回収しようと努力するなどの役目もあります。従業員に直接関係はありませんが、お客様が安心して申し込んでくれる環境の企業で働けるということです。
また、中小企業では、一人のスタッフが様々な業務を兼任して行う可能性があります。実際に働いている社員が、毎日・毎月、そして1年のタームでどのような仕事を行っているのかを聞けばわかりますが、同じ期間で多くの仕事を覚えるチャンスとも言えます。前向きな気持ちで面接に臨みましょう。
- 中小の旅行代理店は大手ほど分業が進んでいないため一人で様々な業務を行うことも多い。