全くの未経験でも大丈夫?
最近ではヘアーメイク講習会を数ヶ月受講してもらってからスタイリストとして勤務できる会社も増えてきていますし、ヘアーメイクアップアーティストは美容師とは違い国家試験の様な資格が必要ではありません。もちろん一般社団法人JMA日本メイクアップ技術検定協会の主催するメイク検定やメイクアップアドバイザーや、内閣府認定公益社団法人の色彩検定など持っていた方が優遇されますが、何の資格もなくても勤務する事が出来ます。
アシスタントとしてヘアーメイクアップアーティストの仕事の補佐をしながら技術の練習をしてスタイリストを目指すこともできますし、短期プログラムの組まれたヘアーメイクスクールもあるのでやる気さえあればいつでも始められます。技術職ですので経験を積めば積むほど技術は向上し、求められる人材へと頑張り次第で成長できる所が良いところです。
会社員や専業主婦だった方など様々な人がヘアーメイクアップアーティストとして活躍していますが、男性は圧倒的に少なく女性の方が多いのが現状です。お客様もほとんどが女性で、場合によってはお着替えの手伝いや着付けの補佐などをする事があるので女性スタッフが多くなっています。
- ヘアーメイクアップアーティストは未経験からでもチャレンジしやすい職種。
美容室さんからの転身
圧倒的に多いのが美容師さんからヘアーメイクアップアーティストへ転身される方です。美容師として勤務しているときに薬剤やシャンプーにより手荒れが酷く美容師への道が閉ざされてしまった方がヘアーメイクアップアーティストとして活躍されていたり、美容師さんの様にシャンプー技術、カット、カラー、パーマ、など覚える技術が多いのに対し、ヘアーメイクアップアーティストは主にヘアーセット、メイクアップ、着付けの3つに絞られる事から、習得する技術が少ないのでスタイリストになるまでの期間が短くて済むことが理由として挙げられます。
それに国家試験である美容師免許を持った美容師さんはヘアーメイクアップアーティストになる時かなり優遇される傾向があります。ヘアーに対する基礎知識を専門学校で習得している美容師さんであれば技術の習得が早く現場に出すことができるからです。
- 美容師からヘアーメイクアップアーティストへの転職事例は多く、実際に採用でも優遇されやすい。
「転職」ではない様々なキャリアチェンジ
最近では、インスタグラムやユーチューブなどで独学でヘアーセットを学んだり、ヘアースタイル写真をアップする事でフォローワーを増やし講習会を開いたりするヘアーメイクさんも出てきています。完成度の高い写真をアップする事によってより多くの人に見てもらい、出張でのヘアーメイクをお願いされたり、ウエディングのスタイリストをお願いされたりと技術次第で仕事を得られるチャンスがあります。
一昔前は「転職」という「企業に雇用される」ことを前提としたキャリアチェンジが多かったですが、今はネットによる広報活動で、空いてる時間を有効活用してネイリストさんやまつ毛エクステンションスタイリストさんがヘアーセットを行ったりと様々な働き方ができる様になりました。未経験でも、独学でヘアーセットができる様になったり、元美容師さんで現在は休職中の人が副業として空いてる時間を活用したりしている方もいたりと、ヘアーメイクアップアーティストの活躍のチャンスは広がっています。
- インスタグラムやユーチューブなどで集客をして収益を上げるなど、ヘアーメイクアップアーティストの働き方は多様化している。
本記事は2016/12/12の情報で、内容はヘアーメイクアップアーティストとしての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。