ヘアーメイクアップアーティストの仕事内容

職業:ヘアーメイクアップアーティスト

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ヘアーメイクの仕事その(1)ヘアーセット

 ヘアーセットをするのは結婚式に参列するとき、夏の花火大会へ行くとき、成人式、七五三詣り、パーティーや発表会など様々な場面で利用されます。その特別な日のヘアーセットします。

 

 ヘアーセットと言ってもその場面場面で華やかにしたり、清潔感を出したり、ヘアースタイルのポイントをどこに持ってくるかで若々しく見せたり大人っぽく落ち着かせた雰囲気にしたり、時には着物に合わせてショートヘアーのお客様をブローで1日崩れないスタイルを作ったりします。イベントや行事の前の支度としてヘアーセットを利用する方が多く、結婚式やフェス、イベントの多い土日祝日に仕事が集中するケースが多いです。土日祝日は利用者の人数も増えますので1人のヘアーセットを15分程度で作り上げられるようにならなくてはなりません。

 

 また一人一人の髪の質や長さ、カットラインやカラーは全く異なりますから、全く同じヘアースタイルを再現する事はほぼ不可能ですが、要望に応えられるように雰囲気や質感、イメージに限りなく近いものを再現できる事が大切です。イベントなどのお出かけ前に利用する場合、やり直しする時間がないので一発で決めなければならない仕事ですから、前髪1つでもどこにどのようにしたいのかをしっかりカウンセリングをして進めていかなくてはなりません。

 

  • 大事なイベントの前の髪型のセットは土日祝日などに多く、ヘアーメイクアップアーティストのメインの仕事の1つ。

 

ヘアーメイクの仕事その(2)メイクアップ

 女性の皆さんはほとんどの方が自分で毎日のメイクを行っています。それなのにメイクアップを注文しプロに任せたいと思う要因は様々です。例を挙げてみます。

 

  • 普段なんとなく雑誌やテレビで見たようにメイクをしているが自分の顔にそのメイクアップ方法が合っているのか分からず、『私に合うメイクアップ』をして欲しいと思っている。
  • 普段の自分のメイクに飽きてしまい何か変化をつけて『イメージチェンジ』をしてみたい。子供っぽく見られがちなお顔をシャープに大人っぽく…老けがちなお顔を若々しく華やかな印象に…など。
  • 就職活動の履歴書用や結婚式・成人式・七五三の前撮りやお見合い写真など『撮影用』のメイクアップをしたい。写真に収めるとどうしても眉毛が飛んでしまい写らない…もっと目を大きく写したい…肌荒れをうまく隠して欲しい…など大切な記念となる1枚の写真はずっと残るものなので、少しでもコンプレックスや悩みを解消して撮影に挑みたい。
  • パーティーやハロウィーンなどで特殊なメイク(ペイントなど)をしたい。

 例えば、眉毛1つをとっても理想の黄金比があります。それに近づけるためにどの位置に眉山を書き足せばいいのか、どこを削ったらいいのかを頭の中で計算しながらお客様に言葉で説明し伝えていきます。

 

 メイクアップはクレンジングから行い、スキンケア、マッサージなどからしっかりと施術させて頂くこともありますし、ポイントメイクと言っても目元だけやリップだけなどの場合もあるのでかけられる時間は幅広く10分程度のものから1時間程かけていくものもあります。

 

 ここで細心の注意を払わなければならないのは、お客様の肌に直接触れ、施術をしていかなければならないので、アルコール類のアレルギーや化粧品によるかぶれの有無などをしっかり確認するということです。アレルギーやかぶれ以外でも化粧品や道具の衛生管理をきちんと行わなければ後々トラブルになる可能性もあるので、事細かくカウンセリングを行って丁寧に作業をしていく必要があります。

 

  • メイクアップをプロに頼む理由は人それぞれ。化粧品などによる肌トラブルを防止するために事前のカウンセリングは重要。

 

その他にも・・・

 ヘアーセットとメイクアップがヘアーメイクアップアーティストとしてのお仕事だと思われている方がほとんどですが、その他の主な仕事内容として『着付け』があります。

 

 今は分業化が進んでいますので、メイクアップアーティスト、ヘアースタイリスト、着付け師とそれぞれ分業している場合がありますが、それぞれの知識を学び、頭の先から足の先までトータルで見た時のバランスが最高になるようにするのもヘアーメイクアップアーティストに求められることです。メイクが終わった後のお客様を着付けしているときに、着付け師さんがメイクに無知でメイクの印象に合わない着付けをしてしまったり、メイクのはみ出した部分や取れてしまった所に気付けないとプロとして失格です。

 

 着付けと言っても何も和装ばかりではありません。ドレスの着せ付けでコルセットの締め方やドレスインナーの着せ方の知識も必要ですし、もちろん着物だって訪問着や振り袖、留そでに浴衣まで沢山の種類があります。TPOに合わせた着せ付け方や年齢やイメージにより異なる着せ付け方もありますので、覚える知識量はとても多く簡単ではありません。

 

 しかし最初から全てを習得しなければならないかと言うとそうでもなく、昨今は分業化が進んでいますのでまずはヘアースタイリストからなど少しずつ始めてみてもいいでしょう。その場合は他のメイクさんや着付け師さんとの連携が何よりも大切になっていきますし、お客様のカウンセリング力、スタッフとのコミュニケーション能力は大きく問われます。

 

  • 「着付け」もヘアーメイクアップアーティストの仕事の1つ。昨今は分業化の傾向もあり「着付け師」として専門の業務を行う場合もある。

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本記事は2016/12/12の情報で、内容はヘアーメイクアップアーティストとしての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。

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