円滑なサービスを学ぶ
パソコン教室では「順調な経営に必要な円滑なサービスのあり方」を、常任講師、授業アシスタント、事務員、店舗オーナーまですべての職務において学ぶ事になります。
パソコン教室は一見すると習い事で、試験もあるので学習塾の様なイメージを持ちやすいものですが、「サービス業」という方が正しい表現と言えます。理由としては、顧客が社会人である事、顧客の望むものを提供する事、長く通う為に居心地の良さも提供するからです。
顧客は学生から定年退職したシニア層まで幅広く、更に学習塾の様に受験の為の3年間など、卒業や期限がありません。顧客が望む知識を提供し、更に居心地の良い空間とサービスが提供されれば顧客は10年通うという人も少なくないのです。パソコン教室では経営に重要なサービス方法が身につきます。
- パソコン教室は顧客満足度の追求を行うのが常なので、どの職種でも経営について考えるきっかけはある。
正社員の常任講師は経営に近い業務
パソコン教室の常任講師が経営の業務に参入したり、講師から店舗オーナー候補になる事は珍しい事ではありません。常任講師は、授業の流れや顧客の持つ不満や問題点の解決が出来るようになると、いかにして長く通って貰えるか、いかにして新規の会員を獲得するかなど、教室の会員数の維持や増加の責任を負うようになります。
例えば、普段の授業に加えて年賀状セミナーやタブレット端末講習会など、顧客の欲しいというニーズに応える授業を展開したり、新規獲得の為に特典付きのキャンペーンを行う営業が重要になって来ます。ただ教えるだけではなく、ある意味顧客のニーズを先手で気付き、効果的な営業をして行く事が経営の基盤として培われて行くのです。
- 常任講師は単なる授業の提供だけでなく経営者目線で塾経営に携わっていくことが多い。
店舗オーナーになるのが一番?
経営を学ぶには、パソコン教室の店舗オーナーに挑戦するのが一番です(※オーナーと言っても、運営会社から雇用される店舗オーナーと教室運営の権利を買って独立する店舗オーナーがあります)。
店舗オーナーも現場や顧客の声を知らないと経営は出来ないので、最初は常任講師として実際に授業に立ちます。授業に立つ事で、講師と顧客との関係、求められるサービス内容、不要なサービス、教室が長続きする秘訣が見えて来ます。教室の中を見渡せる目を養ってこそ、経営の手腕が発揮できるのです。
教室の中の流れが分かれば、収入と支出も分かります。テナント賃料、人件費、光熱費、設備代、通信費、雑費など的確にお金を使えているか、無駄はないかなども、パソコン教室というシンプルな店舗であれば、経営経験が少ない人でも理解できるので経営管理が難しすぎる事はありません。
- 店舗のオーナーにるのが、現実的な金銭面などの経営感覚が身に着きやすい。