正社員のメリット
パソコン教室を運営する上でパート社員に次いで多いのが正社員求人です。正社員の場合、月給制で交通費支給、教室によっては資格手当、役職手当、営業手当、制服貸与がつく場合もあります。パソコン教室の従業員の中で一番給与が多く、期限が定められてない限り終身雇用です。
パソコン教室は、正社員募集でも年齢の制限があまりなく、20代でも50代でもやる気とITスキルがあれば正社員求人に応募できる所が多い傾向があります。比較的安定しており、例え教室の受講者数が下がり業績が下がっても、突然給与に関わる事は少ないです。正社員といえども教室が閉店している時は休日なので、年間通して安定した休日が存在します。
- パソコン教室の正社員は手当や福利厚生を含めて、業界の中では一番恵まれた待遇になることが多い。
正社員のデメリット
パソコン教室の正社員になった場合、仕事量は一番多くなります。基本的に常勤で、人員が足りず授業に不足が出る時には早出、残業によって正社員が穴埋めを行います。また定時で帰る事は少なく、その日の売り上げ確認、入会や退会の事務処理とデータ入力、テキスト発注業務などで大抵残業となります。
残業代は2時間程度であれば出ない所も多くあります。残業代については正社員の求人時に書かれていない事があるので、質問があれば採用前に聞いておきましょう。
また終身雇用で勤続年数が20年を超えても、退職金制度がある会社は少ないと思っておく必要があります。ボーナスは年1回か多くて年2回、金額もそう多くなく一般企業のビジネスマンよりは低額で、ボーナスが一切ない教室もあります。
- パソコン教室の正社員は残業が多い点や昇給率やボーナスが低い点はデメリットと言える。
正社員の転勤は?
パソコン教室はフランチャイズ契約で同地域や同地方、全国に教室を持っている会社があります。中規模の運営会社であれば、同都道府県内に複数の教室を運営しており、教室で退職者が出た時の臨時の人員確保や、契約社員やパート社員の育成、会員数が急激に増えた時などに転勤になることがあります。
自宅から通える場所であれば、電車通勤や車通勤で転勤先に向かいますが、遠方の場合は引越しの可能性も出てきます。引越しになると、住宅手当や社宅が充てられる時もありますが全てではありません。
基本的に転勤は断れません。転勤を断って、現在の教室にとどまった場合は社内信頼の低下に繋がるので、正社員は転勤ありきと心得る必要があります。転勤中の期間や何年に1回という制限はなく、1年足らずで元の教室に配属される事も多々あります。
- パソコン教室の規模によっては正社員は転勤を覚悟する必要がある。