パソコン教室に多い採用職種は?
パソコン教室の仕事内容(コチラの記事)の中で、パソコン教室の代表的な仕事内容を紹介しましたが、ここでは「採用職種」についていくつか例を挙げてみます。
- インストラクター(常任講師)
パソコン教室の業務の要である常任講師は、教室によってはインストラクターと呼称されますが職種は同じです。パソコン教室で一番多い職種で、少人数制の教室でも常任講師1人当たり合計20人ほどの担当が割り当てられます。
常任講師は基礎的なIT知識、パソコン操作の他にも情報モラルや情報セキュリティの把握、機器の操作と保守点検方法、ビッグデータの活用方法など多岐の知識が求められますので、常に新しい知識を身に付けたい人が向いています。
実務経験者が優遇されるので企業のIT部署経験者やコンピュータ専攻卒業者、携帯販売業務の経験者などが現場での即戦力として求められています。
- 事務職
フランチャイズ契約の店舗や姉妹校がある規模の大きいパソコン教室では、事務職が採用されています。主な業務は入会希望者のカウンセリング応対、入会契約の事務処理、休会や解約処理の受付、テキスト販売や月謝の売上げ管理、時間割作成などです。
パソコン教室が独自のシステムで予約受付を行っている場合、自社ソフトウェアを使用して予約状況の管理も行います。教室の窓口となるのでコミュニケーション能力と快活さが求められます。事務の場合は正社員は少なく、1日の業務時間は5時間程度で週3~5日となっている事例が多く、パート社員として多く採用されています。
- 新規店舗のオーナー候補
会社がフランチャイズ契約で店舗を保有している場合、新天地での新規オープンを見越して新規店舗のオーナー候補を募集する場合があります。
オーナー候補といっても最初は常任講師が主な業務であり、普段は授業に出て講義やパソコン操作の説明を行い、授業の合間に入会契約の処理や経理事務、営業計画の進捗状態の確認などパソコン教室全体の運営にあたります。
研修として他店舗へ出張や転勤をし、教室独自のノウハウを学び、フランチャイズ元が開催する勉強会に参加する場合もあります。オーナー候補には、IT知識は勿論のこと経営ノウハウや営業力など、常任講師に追加して運営全体を常に把握する人材が求められています。