パソコン教室の転職動向

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他業界から(未経験者)の転職

 パソコン教室は多数の会員を抱え、会社としては少人数の講師で授業を回したいので即戦力を求めています。自分のパソコンを持っているがあまり使わない、前職で殆どパソコンを使用しなかった、IT知識や情報セキュリティの知識が必要なかったなど、パソコンスキルが少ない方やパソコン教室勤務未経験、全くの他業界からの転職などは厳しいものがあります。やはり経験重視になります。

 

 パソコン教室では接客も大切ですが、例えば飲食業の職歴が長く、接客能力に優れていたとしても授業にならなければ話になりません。他業界から転職する場合は、IT知識の独学を行って資格を保持し、即戦力として現場に出られるほどのスキルを蓄えておく必要があります。

 

  • 他業界からパソコン教室に転職するには即戦力採用が基本。未経験採用のハードルは高い。

 

同業界から(経験者)の転職

 やはりパソコン教室への転職で一番多いのは経験者の転職です。全く同じパソコン教室業界でなくとも、パソコンを使う企業や事業所で事務や経理ソフトを経験した人が多く転職して来ています。

 

 しかし、パソコンを使用していた似た業務だからとは安心できません。Microsoft社が発売したWindowsXPは企業のみならず官公庁や教育機関、一般家庭にもパソコンが普及するきっかけとなりこの頃はパソコン教室も沢山オープンし、パソコン教室の求人が多く募集されました。しかし現状では、全くの初心者はかなり少なくなっており、それに伴ってパソコン教室も一時代よりは減少しています。

 

 業績をあげているパソコン教室は、ただスキルアップを提供するのではなく、デジカメやスマートフォンとの連動、クラウドサービスの利用方法など、パソコンから派生した応用的なサービスの実施をしています。パソコン教室の求人は一時代よりも専門的になり、ITといっても分野が広くなっていますので、同業界から転職する場合でも最新のIT知識を持った人材が要求されます。

 

  • 同業界の転職やPC業務に詳しい経験者の転職でも、昨今は専門的なスキルが求められる。

 

業界外への転職

 パソコン教室から転職する時は、入社した時よりも確実にパソコン技術やIT知識が向上しているはずです。また問題解決能力が養われ、短時間で問題解決に対応できる手順運びのやり方や、一つの問題を多方面から解決するアプローチ方法が培われているので、業界外への転職であればエンジニア、CAD設計士、デザイナー、広告代理店、総務、ソフトウェア開発などの新しい転職先への道が開けて来ます。

 

 コンピュータのOSだけでなく専門的なソフトウェア、業務用機器が使えるようになっておくとIT即戦力として重宝されるので、多くの業種からニーズがあると言えます。

 

  • パソコン教室でPCスキルを高めてからの転職は、比較的幅広い業界で需要がある。

 

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