介護職員から、育休を経てケアマネジャーへ (33歳 神奈川県在住)
女性(30代)
ケアマネジャーを取得したのは28歳の時でした。その時はすでに出産して育児休暇中で大変な時期でした。育児休暇明けは両親に助けてもらいながら介護職員として勤務していたのですが、2人目を妊娠して産休、育休をとって復帰したあとは、育児が大変でどうしても短時間労働になってしまいました。
夜勤に入ることもできず、他の介護職員の手前肩身が狭くなってきたので、いっそのことパートになろうかと思ったのですが、夫に「せっかくならケアマネジャーとして働いてみたら?」と言われ、それならケアマネジャーのパートを見てみようかなと軽い気持ちで求人を探しました。すると、介護職員のパートよりも時給が高かったのと、日勤帯勤務で土日休みのものがあったので「これだ!」とすぐに応募しました。
育児中だという点が心配でしたが、自分が担当している利用者のケアマネジャー業務さえ行えば、急な早退や遅刻、休暇は構わないと言われたのでほっとしました。介護職員はシフトの中に業務が組み込まれているので自己都合で早退したり休んだりすることに抵抗がありましたが、今はできる時に集中して仕事をして、子供の用事があるときは休みを取ることができるようになったので母子ともにほっとしています。
デイサービスで介護職員からケアマネジャーになり、別の施設へ転職(35歳 東京都在住)
男性(30代)
デイサービスセンターの介護職員を経験した後の32歳から、ケアマネジャーとして勤務するようになりました。はじめは電話や書類作成が多くて嫌になることも多かったのですが、慣れてくると在宅で生活している利用者や家族の援助ができている実感が得られるようになってきて、非常にやりがいが感じられるようになりました。
デイサービス時代にはケアマネジャーに対して、どうしてこんなプランを作成するのだろうと疑問に思うところもありましたが、自分でケアプランを作るようになってからは、あの時のケアプランと同じようなものになっているとか、あのケアプランはこういう風に改善できたなとか、過去の経験を活かしながら働けていました。
ただ、35歳を迎えるにあたって、転職するならチャンスは今しかないと思い、別の居宅介護支援事業所に転職しました。今思うと他の事業所の話を聞いたことで、今より条件が良くなると勝手に思い込んでいたのだと思います。実際は転職しても仕事内容も待遇面もそれほど変わることもなく、拍子抜けした感じです。それでも、新しい事業所で出会った人たちには恵まれているので、転職して良かったと思っています。
5年間のケアマネジャー経験を経て、子育てとの両立がしやすい事業所へ (38歳 兵庫県在住)
女性(30代)
転職したのは37歳の時でした。ケアマネジャー経験は5年あり、前の職場でも落ち着いて仕事ができていたのですが、その時に信頼していた上司が転職してしまい、事務所の雰囲気が変わったのが嫌で転職しました。
転職先を探す際は、子供の行事で休めることを条件にしていました。求人には「ママさん歓迎」や「主婦歓迎」の文字が並んでいたので、2ヵ所ほど面接を受けて話を聞きましたが、どちらも子育て世代の女性が働いているということで急な休みや早退は問題なさそうでした。
最終的には面接をしてくれた今の上司を選んで就職しましたが、仕事内容にも条件にも不満はありません。家事との両立はしんどいこともありますが、頑張っていきたいです。
本記事は2016/09/30の情報で、内容はケアマネジャー(介護支援専門員)としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。