英会話教室ではパートタイムやアルバイトでの雇用形態が多い
英会話教室の求人は、職種によって募集形態が大きく変わってきます。まずインストラクターとも呼ばれる講師ですが、この職種はオフィスワークのようにフルタイムではなく、授業時間を中心にした短時間勤務になりますから、パートタイマーやアルバイトとしての求人が圧倒的に多いようです。したがって、給与も時間給で決められるのが一般的です。
次は受付や事務ですが、この職種もどちらと言えば正社員よりパートタイムのほうが多くなっています。これは営業時間が夜間に及ぶこともあって、勤務時間の点でパートタイムのほうが人を集めやすいからです。
今では、ダブルジョブ(ダブルワーク)と言って、昼間と夜間に二つの仕事を掛け持ちでやる人も少なくありません。昨今ではこうしたワーキングスタイル求める人も結構いるため、営業時間が遅めのパートで働きたいという方も増えているのです。
- 英会話スクールの、インストラクター(講師)・受付・事務などの職種はパートやアルバイトであることが多い。
正社員としての求人はマネージャーと営業担当者に多い
上でも述べましたが、英会話教室は営業時間の関係もあってパートやアルバイトの求人が多い業界です。しかし、全ての職種がそうであるわけではありません。英会話教室の勤務時間は授業を担当するインストラクター以外の職種だと、ウィークデイは12:00~21:00、土日は10:00~17:00ぐらいというのが一般的です。
この時間帯にフルタイムで勤務が必要になる職種は、主に「マネージャー」と「営業担当者」です。したがってこの職種につく人は、たいてい正社員としての求人になります。なぜこれらの職種に正社員の求人が多いかと言えば、勤務時間が長いだけでなく、英会話教室運営に欠かせない重要な職務だからです。
つまりマネージャーは教室運営の統括者であり、人材管理、マーケティング、収支管理などの経営の根幹を成す重要な任務に就くわけですから、短時間のパートタイムでは役目を果たすことはできません。また営業担当者ですが、こちらの方は新規生徒獲得という、これまた重要な任務があります。
英会話教室の生徒はいつまでも通ってくれるわけではなく、基本的には期間が終了すると辞めていきます。したがって絶えず新しい生徒を入れていかないと、継続して経営を続けていくことができません。こうしたことから英会話教室の浮沈は営業担当者の腕にかかっているとも言えるのです。
- パート・アルバイトでの雇用形態が多い業界の中、マネージャー・営業担当者は正社員での求人募集となっている。