高年収のパティシエの求人
基本的にそこまで年収の高いパティシエの求人というのは存在しません。個人店よりはホテルや企業などの方が給料が若干高めになりますが、ほとんどは個々の経験年数やスキルによって金額が決まりますので、どこに行ってもあまり変わらないことが多いです。ボーナスも出ない職場がほとんどです。
しかし、1つだけポイントがあります。それは残業代についてです。多くの個人店は残業代という概念すらないので、求人票に書いてある通りの給料となります。企業の場合はみなし残業という考え方の職場が多く、残業時間は長くても残業代は一定時間までしか出ない職場もあるので、こちらも給料はほぼ一定となります。残りは、残業した分だけきっちり残業代を払ってくれる職場です。パティシエは労働時間がかなり長いので、残業代が100%支払われる職場は年収がかなり高くなる傾向にあります。
給料に関しては、求人票に書かれている内容と事実が大きく違う事も多いです。入社してから慌てることのないよう、面接の時などにきちんと質問して認識のずれがないようにしておきましょう。
- パティシエは長時間労働になりがちなので、残業代がきちんと支給される職場を探せば、高年収が期待できる。
正社員のパティシエの求人
最初から正社員として採用してもらえるパティシエの求人は、一見少ないように感じられるかもしれません。食品製造に携わる職場のほとんどが契約社員やアルバイトで人材を募集しています。しかし、パティシエとして正社員になるのは、他の職種に比べればかなり簡単である事が多いです。なぜなら、契約社員やアルバイトからほとんどが正社員登用されるからです。
他業種では正社員登用ありと言いながらも、契約社員のまま、アルバイトのままという問題も多いですが、パティシエはそういった事はほぼありません。まず最初から正社員にしない理由の一つに、離職率の高さが挙げられます。正社員になるには保険などの様々な契約が必要ですが、すぐに辞められてしまうとその手間が無駄になってしまいます。
そのほか正社員雇用されやすい理由としては、残業代がほとんど出ない職場が多いので、バイトを時給制で雇うより正社員を多く抱えていた方が人件費削減につながるからです。また、パティシエは技術に重きを置く職業のため、アルバイトよりも正社員の方が良いという考え方もあります。
パティシエとして正社員になる事はさほど難しくありません。求人票にはアルバイトから、契約社員からと書いてある場合でも、採用担当者に確認して正社員を目指すといいです。
- パティシエは、アルバイトや契約社員からのスタートでも、将来的に正社員として雇用される可能性がとても高い職業。
未経験可のパティシエの求人
未経験者でも応募可能なパティシエの求人もたくさんあります。いきなり正社員は難しいのでアルバイトもしくは契約社員からのスタートが多いですが、これは経験者でもほぼ同じです。ただし未経験者の場合、最初は接客、包装、製造補助などの仕事から始まることが多いので、独学で勉強しつつ、根気よく続けて、立派なパティシエになるためにより一層の努力が必要です。
- 未経験者歓迎の求人もあるが、接客や製造補助などの仕事からスタートすることが多い。
本記事は2015/08/05の情報で、内容はパティシエとしての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。