介護福祉施設の新規開設と求人の増加
介護福祉施設の作業療法士の求人はデイサービスやデイケアなど介護保険分野の施設が増えてきているため、求人も増えてきています。デイサービスはリハビリ特化型のデイが増えてきているので、そこでの機能訓練指導員としての求人が増えてきています。
ただ、施設を運営するにあたって(リハビリの加算をとるために)必要な療法士の人数は決まっており、その最低限の人数しか基本は採用されないので、既にある施設では欠員が出なければ求人はなかなか出ません。それよりも新しく開設されるデイケアやデイサービスのオープニングスタッフとしての求人が多くなっています。
介護福祉施設の作業療法士の特徴
- 管理者として働ける場合も
デイサービス、デイケアで働く場合、管理者として作業療法士や理学療法士が従事することもあります。施設管理者なので給与面はある程度好条件なことが多いです。管理者なので当然ですが経営に携わり、従業員の管理や営業活動、請求業務など行う仕事は多くなります。大変ではありますが自分のやりたいことや施設の特色を出していくことができるのでやりがいがあります。
- ニーズが増えている介護福祉分野
デイケアやデイサービスで働く作業療法士は病院に比べると少ないです。リハビリは病院でするというイメージを持っている人も多いのですが、病院でできるリハビリの期間は長くても6ヵ月と決まっており、病院を退院、リハビリも卒業して自宅に帰ってからの方が圧倒的に長いのです。入院中にリハビリが必要ないくらい状態になれば良いですが、そうでない場合の方がほとんどです。退院してからデイケアやデイサービスなどの通所のサービスを受けて生活をより良くしていきたいというニーズは増えてきています。
- 特色のある施設が出てきている
ニーズの増加に伴い、介護福祉施設も増えてきています。病院関係だけでなく、一般の企業もこの分野に進出してきており、競争相手に勝つため他とは違った特色を出そうとしている施設もあります。その特色が面白いと感じたなら、非常に楽しく働くことができる環境も増えてきています。
- 管理者として従事する場合、業務量は増えるがやりがいも大きい。病院以外の一般企業の参入も目立ち、他社との差別化を図るため特色ある施設も出てきている。
本記事は2016/04/20の情報で、内容は作業療法士としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。