基本的に24時間のシフト制
看護助手の勤務体制はシフトや交代制になっていることが多いですが、勤務する部署や病院・施設によって違います。
病棟や施設勤務ですと常に患者様や利用者様がいますので、24時間体制の中で2~3交代制となっています。早番、遅番、日勤、夜勤があり、夜勤も準夜勤と深夜勤の2通りに分かれている病院もあります。早版、遅番と日勤は7~8時間の勤務で、夜勤は約16時間の勤務時間となっています。外来に配属されると日勤業務のみとなります。
- 24時間のシフト制の勤務のところが多いが、勤務先や部署によって様々。
残業はケースバイケース
看護助手は基本的には残業が少ない職種ですので、定時に退勤できます。ただ急に入院が入ったり、患者様の病状が悪くなったりなどの不測の理由で若干の残業が必要な時もあります。また、施設なども余裕のある人員が配属されてはいないので、1人あたりの業務が増えるため、勤務時間内に業務が終わらず残業になってしまうことがあります。看護師も介護職員もぎりぎりの人数で回しているのはどこも同じなので止むを得ない状況です。
高齢者や患者様相手の仕事ですので、予測できない状況で残業になったり、ほぼサービス残業のような形で定時の退勤ができなかったりするということは時として避けられませんので、予め承知しておくことです。
- 基本的には残業は少なめだが、患者や利用者の状況や人手不足の背景もありやむを得ず残業になることも。
休日は事業所によって異なる
外来で働く看護助手の休日は病院の診察日、休診日に準じています。交代制の勤務となる病棟や施設の職員となると、土日・祝祭日に関係なく4週6休~8休の型に設定されていてどちらも年間休日は大体90日~100日のところが多いです。
休日は他の職業と比べると多くはありませんが、シフトによって毎月の勤務体制が決められるので慣れてくると変化のある勤務状況はメリハリのあるものになります。また自分の予定に合わせて希望を出すことも可能なので、混雑する祝祭日を避けて旅行に出かけたりできる利点もあります。他職種から転職して看護助手の仕事に携わると、このシフト勤務というものに適応するのに戸惑うこともありますが、上述のようなメリットは案外新鮮に感じられるものです。
- 外来勤務の場合は病院の休診日に準じるが、交代制の場合はシフトで休日が決まる。
本記事は2016/04/15の情報で、内容は看護助手としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。