資格がなくても医療業界で働ける職種
看護助手の仕事は直接的な医療行為以外の部分を行いますので、資格がなくても求人の応募には問題ありません。職場の中では介護職のウェイトが大きいので看護助手の民間資格や介護関係の資格があればそれに越したことはありませんが、それらがなくても仕事に就くことができます。
また、事業所によっては職員の教育に力を入れているところも少なくなく、働きながら資格取得への道も開かれていますのでキャリアアップのチャンスもあります。何より看護助手の業務は多岐に渡るため、資格以上にやる気があるか、コミュニケーションを上手にとれる人であるかなどが、雇う側としての大事なポイントになっています。
- 看護助手の資格を取りたい場合は
看護助手は無資格でも転職できますが、それでも先に資格を取りたいという場合は通信講座が良いです。専門学校に通うという方法もありますが、通信講座で十分です。自宅で勉強できて3~6ヵ月で資格が取れるようになっています。資格手当が付く病院や施設もありますので、有利な条件で転職したい人や看護助手の仕事を極めたいという場合は資格を持っていて損はありませんし、即採用につながります。
- 看護助手は医療行為を行わないため、資格がなくても就職、転職できる。
未経験者歓迎、知識も経験も後からついてくる
看護助手の求人は未経験者歓迎のものが多いです。現場では看護師や医師の指示を受けて業務を行うので、初めのうちは知識や経験がなくても問題ありません。プリセプターという先輩の職員が教育にあたって仕事を教えてくれますし、実務経験の中で徐々に知識や経験が養われていきます。
同じ診療科の病院や同じような形態の介護施設であっても、事業所ごとの仕事の進め方がありますので、職務経験があっても新たに覚えなければならないことは多いものです。そのため経験の有無に関わらずやる気のある人材が歓迎されます。即戦力にならなくても、徐々に仕事を覚えて長く勤務することが双方の利益になり、それは事業所側が望んでいることでもあります。
- 未経験者歓迎の求人がほとんど。実務の中で知識や経験を身に付けて長く働いてくれる人材が求められている。
医療現場の人手不足と多忙な業務
介護や医療の現場は多忙を極め、それに加えて慢性的な人手不足という深刻な問題があります。求人を出しても応募者がいない、就職しても長続きせず辞めてしまうなどの理由で、必要とされる職員の数が足りないのです。
資格や経験がなくても従事できる看護助手業務は、そういった場での強いマンパワーとして期待されています。医療関係の資格や経験はないが医療機関で働きたいと考えている人やキャリアを積みたい人にとって、看護助手は非常に向いている職業です。
本記事は2016/04/15の情報で、内容は看護助手としての勤務経験を持つ専門ライターが執筆しております。記事の利用は安全性を考慮しご自身で責任を持って行って下さい。